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2007.03.11

突然ですが『特別支援教育』って既にご存知でした?

たまたま読み始めた資料の中で「2007年4月より盲・聾・養護学校は、特別支援学校へ」という記述が目に留まった。これって来月からということ? 気になって調べてみたら、ハンディキャップを持つ子供たち(および彼らと接する周囲の子供達や大人達)を対象に文部科学省が『特別支援教育』という名において展開していく新しい教育施策の一環だそうだ。一般の学級に積極的に受け入れる環境の強化/サポートも狙いとの事。コレはこれから特に大切な視点。いわゆる障がい児(意味合いを考えて“がい”は漢字よりひらがなが望ましいというのは正しい判断だと思う)の発育課程における支援について、日本は考え方/意識/制度/環境整備という意味で先進国と言うにはほど遠く、欧米より圧倒的に遅れてる。そうした現状を踏まえ、まずは海外に習って“ハンディのある人をみんなでサポートして共生していこう”というコンセプトを導入することは極めて重要であり、まず理念・試みとしては歓迎ししてイイと思う。

長らく島国として閉鎖的な風土と均質的な嗜好が培われてきた日本においては、ハンディのある人とその家族は不本意ながら一般社会から距離を置くことを強いられ、また周囲もそれを傍観し無関心を装う傾向にあったようだし、実際そう感じてもきた。それではハンディのある人が社会に参加していく機会も生まれにくいし、逆に周囲の人にとってもそういった人とうまく接する術を知る機会のないまま無意識のうちに遠ざけてしまっていたのかもしれない。ハンディのある人やその家族は、むしろ理解してくれる人が周囲に増えるほど、負担も減り社会との接点も持ちやすいわけで、それだけにそうした空気を社会につくる事は21世紀の国や地方自治体にとって急務だと考えられる。とはいえ、大人になってからではなかなか個人のパーソナリティを変える事が難しいのも事実であり、だからこそ、幼少時から自然な形でそういったハンディのある仲間と助け合って生活する習慣を身につける事が効果的かつ重要になってくる。ハンディのある人の成長/発達にも大きな効果がある上に、周囲の人の経験値もあがるのだからなおさらだ。実際、自分はボーイスカウト時代に(下部組織カブスカウト時代も含め)ハンディを持つ後輩と一緒に活動できた事が非常に有意義だったし(彼のゆっくりながらも着実な成長が本当にうれしかったし苦労しながら自分も優しくなれた)またその活動の一環でハンディのある方々の運動会運営も手伝えたし、大学時代には授業で福祉授産所における実習も体験できた。「こういう人がいて、こういう事が大変で、でもこんな事が好きで、こんな事が上手で、こんな事が魅力で、こうしてあげたら成し遂げられる」といった感覚を体感することは間違いなくプラスになるし、知っておきたい。それは同時に「いかに自分が恵まれた立場にあるか」に気づくことでもあり、つまらないことで泣きごとを言ってる場合じゃないなと自省する材料にもなる。こうした考え方は、幼少時の日常生活で早く無意識のうちに身につけることで、違和感無く自然に行動できるようになるのではないだろうか。逆に人格がある程度確立された後からある意味強制されても反発を招きかねず、むしろ逆効果にもなりかねない。たとえば電車内の優先席。イマドキは若い人でも元気そうな大人でも堂々あの席に座って爆睡してたり(実は寝たフリ?!)化粧や携帯ゲームに夢中だったり。もちろん、空いている時ならそれもイイけど(自分はあそこに座ることさえむしろ苦痛で絶対できないタイプ)目の前や近くに妊婦さんやお年寄りやハンディのある人や小さい子連れた人が立っていても積極的に無関心を決め込む。引きずり出して説教したい気分だ(我慢できず時折促しちゃうけど^^;)。これは本人のみならずそうやって育ててきた家庭や地域社会にも重大な責任がある(ある意味そう育てられちゃったのが可哀想なのかも?!...いやいや、それなら自ら気づいてほしいorz)。勿論、そんな人達に気づいてもらう事も大切なんだけど、それ以上にこれから大人になっていく小さな子供達に“当たり前の行動”を身につけてあげることに注力していくことが効果的なんだと思う(呆れたマナーの親をこどもが叱るケースも増えるカナ)。

当然『特別支援教育』という新しい施策を実行していくには、スタートにあたって当然様々な異論や障壁もあるし、一筋縄ではいかない。現場には「これは“改悪”では?」と疑問を感じる人もいると聞く。それだけに、国も行政も現場へ実際に足を運び、進捗度合いや問題点を肌で感じていく必要があるし、それは義務だ。間違っても『障害者自立支援法』のように環境整備もなされずやみくもに導入された悪法の二の舞は避けなきゃいけない、何故ならそれはみんなで支えるべき人を逆に窮地に追い込む本末転倒の現状を生みだしてるワケだから。近頃はドラマの題材として、いろんなハンディを持つ人やその家族の事が取り上げられるお陰で実状の一端を知る機会も徐々に増えてきてるし、街で意識して周囲を見渡してみれば、ハンディのある人は驚くほど沢山いる。そう、自ら意識しなければ現実はなかなか見えてこない。学校に、職場に、近所に、身内に、友達の親戚に、こどもの友達の兄弟に、よく行くお店に、行楽地で訪れた場所に.......。まずは話を聞いたり、接点を持ってみてはどうだろうか。周囲が関心を持ってくれないと、当事者の本当の苦労は伝わってこないし、支援も求めにくいはずだから。あるいは「自分が相手やその家族の立場だったら」と置き換えてみれば、よりリアルな状況が伝わってくるだろーし。そーいや今の世の中、この“相手の立場に立ってモノを考える“って事がものすごく軽視されてるように思う。政治家も官僚もマスコミも一般の人もね。資材盗難も不法投棄も温暖化もみ〜んな問題の根っこは同じじゃない? 自分がされたら嫌な事なのに相手には平気でやっちゃう.....そんな風潮はそろそろ変えていかなくっちゃ、特にこどもたちの未来のために。こどもたちって大人のふるまいを恐ろしいほどよく見てるからなおさらね。

今回の法改正/施行は決してこどもを持つ家庭だけの問題でもないし、行政だけの問題でもないっ。もし縁あってこの独り言をご覧になった方も、よかったら今日から意識してみません? 自分のためにも周囲のためにも間違いなくプラスな自己改革だと思いますから☆ そして、ハンディのある子たちの成長と、彼らと接することで学ぶ事の多い一般児童の成熟の両方に意義ある教育現場の創造を応援しましょう。ただ、文部科学省はこの件について告知ほんとに足りないな。なんせ来月から施行されるってゆーのに、現場の人と対象となる人を除けば認識してる人はすごく少ないと感じるから。言い回しや名称を変えるのはあくまでとっかかり。実行が伴って初めて改革になるし、改革は改悪ではなく改善じゃないと(能天気な前首相=Mr.ワンフレーズにも言いたいねぇ〜〜〜)。下準備の遅れは施行後の現状徹底追跡/検証/問題洗い出し/迅速な改善/常時フルサポートで是非誠意(善意)ある挽回を。そしてなにより“主役本位”をくれぐれもお忘れなく!

特別支援教育

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コメント

こんちは。最近つくづく、
昔の日本人って~のは”崇高”というか偉かったなぁと思います。
昔のといっても大昔ではなく、近世も含めて。
「格差問題」にしてもそういう気がします。
昔は、仮に貧しかったとしても”志は高く生きろ”と教えたもんです。
それを今は貧しいのは”悪”みたいに「格差問題」というお題目を
つけて他のもののせいにすることをよしとしてる。
”格差”という一言で片付けようとすること自体が問題なのに。
こんな田舎に道路造って無駄だ!と昨日言ってたのに
今日は都会との格差は問題だ!という評論家の
その場限りの正論に騙されないよう子供達には学んで欲しい。
政治はどこまで行っても”妥協の産物”でしかありません
政治に限らず実社会そのものがそうでしょう。
その中の本質を見抜く力、それを教えることこそ
教育だと思いますね。
障がい者支援と言っておきながら、裏で利権というか
別の行動を取っている人たちにも騙されてはいけません。
当然支援するシステムは必要ですが、問題は
特別ではないという意識の上に立った
一人一人の思いやりというか優しさではないかと思いますね。
教育という観点からすると色々な意味で大事なのは”親”かなぁ。。。
学校から友達の靴を間違えて履いて帰ってきたのに、
間違えられた子の家に謝りに行かずに、
間違いに気がつかなかった学校に怒鳴り込む親にとって
給食費を払わないなんて何とも思っていないんでしょう。

投稿: ロマンキッカー | 2007.03.13 08:58

☆ ロマンキッカーさん
こんにちは。3月も間もなく半分過ぎますが年度末はせわしないですネ。
そう、格差問題にしろ郵政民営化にしろ近頃は何事も
「YesかNoか」「勝ちか負けか」といった結論/報道が氾濫して
割り切れない意見や考え方を排除する風潮が強いですね。
「わかりやすさ」を隠れみのにした短絡志向は煽動されやすい国民を増やすし
「0か1か」のデジタル思考が浸透した若者にはハマり過ぎて
既にあらゆる物事の本質が覆い隠されてしまってるように思います。
おっしゃる通り「見抜くチカラ」が身に付いてないと、本当に危ない!!!!!
これは、親や社会が責任持って身につけさせなきゃいけませんが...........
それこそ子供のしつけや教育を放棄して学校に責任押し付けるよーな親が
増え続けてる現状だけに、重大かつ深刻な問題ですよねーっ@@@
給食費も払わずに高級外車購入ローンを組む愚行、許せませんもん。
(おまけに別な親が払ってると「馬鹿じゃない?」と言う始末!)
そんな親を見て育てば、公園や街など公共の場の資材を平気で持ち出して
売り払うよーな愚か者は益々増えるばかりでしょうし
(これ、我々ぐらいの世代が犯行に及んでるってゆーから情けないです!)
“人として”の部分をきちんと子供達に教え込ませるよう
親が自覚するか、あるいはそういう親になるよう地域も考えないと。
まぁ、“親の教育”ってのは、純真な子供より遥かに難しいと思うんですけど。
いずれにしても、我々大人は次世代を正しく導く義務がありますね。
取り戻してほしいなぁ、日本人の美徳ってヤツを(まずは大人から?!)。
身の回りからコツコツと頑張ってまいりましょう♪

投稿: <たぁ> | 2007.03.13 12:34

のびのび育ってるチビさんお二人には”たぁ”さんみたいな
身近な”せんせい”(保育士???笑)がいてなによりですね!

投稿: ロマンキッカー | 2007.03.14 08:30

☆ ロマンキッカーさん
いや〜、ほんと保育士の資格に挑戦してみよーかと思うくらいデス♪
まぁ、毎日じゃないからピンポイントで手厚くしてやれてる部分も^^;
年中毎日早朝から夜遅くまで!のプロの皆さんには頭下がります☆
ワタクシはそれなりに尽くしてやれる時に尽くしておきたいな〜と。

投稿: <たぁ> | 2007.03.14 12:37

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 地球温暖化が、世界中で多くの不幸をもたらしています。異常気象により被災者になってしまう人や沈み行く島に住む人々。絶滅してしまう動植物も・・・。  この不幸を回避するために、私たちは何が出来るのでしょ...... [続きを読む]

受信: 2007.03.12 13:21

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