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2007.04.30

好曲[bass]☆「Lowdown」Boz Scaggs feat. David Hungate

別項でも書いたように自分は長い間、ボズの出世作を所有したことがなかった。理由はいくつか考えられる。まず、洋楽にのめり込むきっかけの1つがTOTOの出現であり、とりわけスティーヴ・ルカサーをお気に入りギタリストNo.1として贔屓にしていた関係上、TOTOメンバーの参加比率が高い中期ボズ作品を聴くにあたって、当時はルカサーの参加の有無が関心度を大きく左右していたため、彼がまったく参加していない作品にはすぐに喰いつかなかったであろうということ@@ 次に'80年リリースの『HITS!』日本仕様に「Lowdown」「Lido Shuffle」「We're All Alone」といった主要曲が収録されていたため、そのオリジナル・アルバムを所有していなくてもあまり不具合がなかったこと。そして、その他の楽曲も何度か足を運んだコンサートで聴く事ができ、既に耳馴染みになりつつあったこと、などが挙げられる。まぁ、決して遠ざけていたというわけでもなく、完全に買う時期を逸していた?!というのが真相なんだけど。そして、米国でデジタル・リマスターを施した『MIDDLE MAN』('80)が輸入盤で入ってきて飛びついた際、他作品も同じように音質改善されたらいつか買おうと思っていた。ところが'05年の紙ジャケ再発盤に使用された音源はあくまで日本独自でDSDリマスターを行なったモノで、今ひとつ購入には踏み切れなかった。悶々とする中で今年2月に突如として届いたのが、このSILK DEGREES - Expanded Edition -』リリースの話! なんと昨秋発売された『HITS! - Expanded Edition -』同様、ボズ本人立会いのもとデジタル・リマスターを施し、ブックレットにも書き下ろしの英文ライナーが掲載され、なおかつ、ブートレグなどで半ば伝説と化していた1975年秋のLAライヴ音源から3曲ボーナストラックとして収録されるという充実度☆ かくして、2月末にまず輸入盤が発売され、今年4月第1週に英文ライナーの翻訳や新解説なども掲載した国内盤が無事発売された。タイミングが合わず買いそびれていたボズの出世作にしてAORのマスターピースと呼ばれるこのアルバムを遂に初入手したのは、先週末4/28の事だった(人によっては、アナログLP、初期CD、日本DSDリマスター盤とすべて購入させられてきたファンの方が多いだろうから、高音質&ボーナストラック付きCDがいきなり買えた自分はかなりの幸せモノと言えよう......申し訳ないぐらい^^;)。

こうしてようやく!自分のCDライブラリーに加わった^^;名盤『SILK DEGREES - Expanded Edition -』をいま改めて通して聴くと、なるほどボズの分岐点的アルバムであり、それ以前のソウル/R&B的なスタイルとその後の都会的なロックスタイルの両方を楽しめるのが最大の魅力。そして、そういったいくつかの音の傾向を持ちながらも固定メンバーを起用することでアルバム全体にはちゃんと一体感が。つまりボズとともに作曲・アレンジを請け負ったデヴィッド・ペイチ(key)と、ジェフ・ポーカロ(ds)&デヴィッド・ハンゲイト(b)によるリズム隊の3人がこのアルバムのカラーを決定づけていたワケだ(勿論、そこに乗るボズの歌が最重要ネ)。で、ジェフのタイコが気持ちイイのは当たり前として♪そこに最良のグルーヴを発生させた大切なキーマンが・・・ベースで絡むハンゲイトの存在だと再認識できてウレシイ♪ 彼のベースは「粘る」というか「絡む」というか「うねる」というか、決して派手ではないし、シンプルなラインを弾いているにもかかわらず、絶妙なグルーヴ感を自然に生みだしているから好きだ。とりわけ、ボズがブレイクした代表曲「Lowdown」ではいわゆる“チョッパー”でアクセントをつけながら(「99」でも聴けるパッシヴBassならではの音色が効いてる!)指弾きでドッシリとリズムを支えていて、ジェフのバスドラとのコンビネーションは間違いなく世界最強。ジェフが弟マイクと組んだ場合には、スムーズ過ぎるのかひっかかるものがなくなってしまうだけに、余計にハンゲイトと組んだ音源のアリガタミを実感☆する(=TOTOの1〜4枚目のアルバムを特別なモノ☆にしている最大の理由が彼のベースプレイってこと)。それにしてもこの最新リマスター音源は聴いてて実に気持ちイイ! 「Lowdown」では先に録ったdrumsパートの8beatのハイハットと、後から重ねた16beatのハイハットが左右チャンネルからめちゃくちゃクリアに聴こえてくるし、終盤〜エンディング辺りのギターやシンセのフレーズも存在感が飛躍的に増した。ラストに追加収録された当時のLive音源3曲では故・ジェフの若かりし頃の貴重なライヴ演奏が聴けるわけだし(ちなみにこの日のLiveのメンバーはBassが残念ながらハンゲイトではなくマイク・ポーカロ/鍵盤はデヴィッド・ペイチ&スティーヴ・ポーカロのTOTOコンビ+ジェイ・ワインディング/Perc.はポーカロ兄弟の父=ジョー・ポーカロさんとケヴィン・カルフーン/Gt.はフレッド・タケットとドニー・デイカスといった面子の模様)。遅ればせながら、高音質で蘇ったこの歴史に残るアルバムを、たっぷり時間をかけて聴き込んでいこうと思う次第(アートワークも写真/レイアウト共に手間暇かけて再構成されていて拍手喝采モノ☆ これまでのCDとは仕上がりが段違い。グッジョブ!)。

#ちなみに有名な「We're All Alone」は当初邦題が「みんな独りぼっち」という誤訳!@@で、その後「二人だけ」に変更、現在は「ウィアー・オール・アローン」というカタカナ読み下しが用いられてるらしい。いやー、最初の邦題つけちゃった担当ディレクター氏は相当ヤバかったでしょうネェ^^;

 

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コメント

むむっ!
あの瞬間豪雨の後は、そんなことになってたっすか(笑)
わたくしも日本版リマスターを持っておりますが
これはまたまたGET間違いないっすねぇ。
原点とも言える音源の再発見は何より嬉しいです!

投稿: romankicker | 2007.05.01 08:34

☆ romankickerさん
土曜はオツカレサマでした。凄い雨でしたねーっ@@
それでも多摩地区は比較的すぐに快方に向かってホッと一息。
HMVへ立ち寄るのは完全に予定通りの行動デシタ(^^)v
この『SILK DEGREES - Expanded Edition -』は
携わったボズ本人と米日スタッフが本当にいい仕事
してくれたなぁと実感できる素晴らしい再発商品であると
200%保証致します! 日本版リマスターをお持ちでも
この若かりしジェフの貴重なライヴ音源を追加収録した
極上CD購入は間違いなく“マスト”であります♪
解説文や英文ライナー訳も期待通りなので、国内盤オススメです。

投稿: <たぁ> | 2007.05.01 13:48

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