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2007.05.11

好曲[keyboards]☆「That's How You Start Over」Diana Ross feat. Michael McDonald

買えるうちに買っとけ♪」「いつまでも市場にあると思っちゃダメ(++)

070511a先月末のHMVトリプル・ポイント・デーのお陰でゴールドポイントカードのポイントがMAXに到達したので、何かGetしようと水曜の帰宅途中、久々HMV新宿タカシマヤ店に足を運んでみた。ところが連休明けの週ということで、新譜は自分的にめぼしいものナシ...orz おまけに邦楽/Rock/Pops系の棚をくまなく覗いてみてもひらめくモノは軒並み在庫切れ(++) 近頃そーゆーの多くて困る。で、ふと思い出して向かったのがSOUL/R&Bのコーナー。お目当てのCDがめでたく在庫アリで思わずニンマリ。それが、ダイアナ・ロスの通算21枚目にあたるとされるアルバム『ROSS』('83)。アナログLP→CD移行のごく初期にCD化されて以来、国内外では長年廃盤状態が続いて入手困難だったものの、'05年初頭の来日公演(結局ドタキャンだったよーな@@)にあわせて一斉に再発された作品群の1枚だった。このアルバム、実はアナログLPが自宅にある。当時はR&B/Disco系作品を好んで聴いていた父が彼女やドナ・サマー、EW&F etc.の新譜は常に購入せよと指示していたためだ^^; 正直、彼女の歌のファンではない(功績は認めるけど)ものの、本作は自分の嗜好からしても外せない重要アルバムの1つで、親子の利害がメデタク一致していたワケだ♪

この'83年作品を発売当時に相当聴きまくったのは、素晴らしいスタッフが集結していたからに他ならない。プロデューサーはスティーリー・ダン(Steely Dan)の諸作でお馴染みのゲイリー・カッツ(Gary Katz)! 全8曲中、彼が手掛けた5曲こそがAOR系リスナーにとって間違いなくマスト・アイテムである一方、レイ・パーカーJr.が中途半端に?制作したお粗末な3流ナンバー2曲は完全な無駄@@ 残る1曲は前作録音時のストックだったらしい(今回改めてクレジットを確認したら、この曲でDrumsを叩いていたのが何と今は亡きヨギ・ホートンでびっくり。さらにGt.で同じく他界しているエリック・ゲイルの名も! この曲だけは評価をちょっと改めることにした)。そんなワケで、全曲“買い”でない辺りが、CD再発時飛びつかなかった要因でもあり、長期間廃盤状態だった理由とも言えようか(RCA/EMIという複雑な権利構造が最大要因だろーけど)。それでも!!!!!! プロデューサーがゲイリーである事からスティーリー・ダン人脈使いまくりの序盤5曲は文句ナシにカッコイイわけで☆☆☆発売当初からずっとカセットで愛聴してきたシロモノ。またいつCD廃盤になるかもわからないし、冒頭の格言?!に従い、ここで我がCDライブラリーに加えておくことにした(セーフ)。それにしても恐ろしいジャケットだこと.....(ジャケ買いはありえないな、絶対@@)。

お目当ての5曲中、群を抜いたクオリティで圧倒してくれる珠玉の名曲が......アルバム冒頭からインパクト有り過ぎ☆の「That's How You Start Over(邦題:スタート・オーヴァー)」。ソロAlbumリリース当時のマイケル・マクドナルドが書き下ろしたこの曲は、自ら超ファンキーなピアノを弾いて牽引し、そこに絡むジェリー・ヘイarrangeによる歯切れ最高!のホーン・セクションが華やかな、アップテンポの16beatナンバー。やっぱコード使いのセンスとそれを活かすリズム感覚はマイケルの真骨頂。傲慢都知事言う所の「余人をもって替え難い」ってヤツ。そんなマイケルの作品に命を吹き込むメンツが......我らがジェフ・ポーカロ(Drums)とスティーヴ・ルカサー(Guitar)♪ この2人+ジミー・ハスリップ(Bass : Yellowjackets)が生みだす歯切れのいいGrooveが、マイケルのピアノのシンコペと絡んで気持ちイイのなんのって! その間隙を突いて炸裂するホーンセクションと織りなすアンサンブルは、鳥肌モノ。ダイアナと女性コーラス陣の絡みも、ダイアナの歴史をリスペクトしたかのような絶妙の仕上がりで、自分にとってダイアナ・ロスのベストテイクは「Upside Down」ではなく断然コチラ(ナイル・ロジャース、ごめん!)。何故って、ここで聴けるジェフの多彩なハイハット・ワーク、ルークの絶妙なカッティング&シングルノートによるバッキング、マイケル印のコード・バッキングは世界遺産級だから☆ そろそろマイケル自身がセルフ・カヴァーしてもいいかな......でも、ジェフ不在じゃ物足りないか。とにかく、極論しちゃうと、この1曲のために買ったと言いきれる程のお気に入りってことで。嗚呼、そうるふる。

勿論、ゲイリーが手掛けた残り4曲もツボ刺激しまくり。ジェフ(Drums)/ジミー(Bass)/グレッグ・フィリンゲンズ(Keyboards : 現TOTO)/ドミニク・トロイアーノ(Guitar : シュープリームスやスティーヴィー・ワンダーのバックも務めてたとか)の4リズムを基本骨格としながら、さらなる豪華布陣を惜しみなく投入。M2「Love Will Make It Right(邦題:愛を信じて)」は、何とドナルド・フェイゲンの書き下ろし曲!で、自らシンセ・ソロまで披露♪ M3「You Do It」にはデヴィッド・ペイチ(Synth. Organ)とラリー・カールトン(Guitar)が参加、AORファンにはお馴染みマーク・ジョーダンのペンによるM4「Pieces Of Ice(邦題:氷の瞳)」ではジョー・ウォルシュ(Guitar : Eagles)とラリー・カールトンの競演、M5「Let's Go Up」にはスティーヴ・ポーカロ&デヴィッド・ペイチのTOTO鍵盤チーム同時参戦......クレジットを改めて見返してもタメイキ出そうな顔ぶれ&名演揃い(やはり買っておいてヨカッタ)。おそらく、これだけのメンツで高いクオリティの作品を制作してれば予算も時間もかかっただろーし、5曲で使い果たしたのかも。じゃなきゃ、あんなレイ・パーカーJr.のほぼ独り多重録音によるお粗末作品と未発表曲で埋めるわけない(呆)。かつて鈴木"Martin"雅之セカンド・アルバムでも達郎さんProduceのはずが「Guilty」「Misty Mauve」「おやすみロージー」の3曲(いずれも名演だらけの名曲!)で時間いっぱいになり、別の方々の楽曲が大半を占めたっけか^^; 納得いく楽曲制作は大変だけど、そういうものが世に残るんだと思う。制作者の熱意には、リスナーもちゃんと応えなくっちゃネ。とにかく、当分ダイアナのこの5曲はiPod nanoでヘヴィロテ決定☆☆☆

[OMAKE]
ダイアナ・ロスのバラードってゆ−と、日本じゃやっぱり今井美樹&松下由樹のドロドロ姉妹ドラマのせいで「If We Hold On Together」が有名なんだろうなぁ...orz(チューリップのリーダー財津和夫もでてたっけ!)。あるいはライオネル・リッチーとのデュエットで「Endless Love」か。個人的には、故・マーヴィン・ゲイへのトリビュート曲として全米最後の大ヒットを記録した佳作「Missing You(邦題:追憶の涙)」が素晴らしいと思う。そういえばこの曲を冒頭に据えたアルバム『SWEPT AWAY』('84)は、1stシングルとなったタイトル曲がダリル・ホールの書き下ろしだったし(カッコよかった!)、あのフリオ・イグレシアスとのデュエット・ナンバー「All Of You」も入ってて、日本でも話題にはなったんだけど、翌'85年のWe Are The World参加までが彼女のソロ黄金期だったみたい。

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コメント

お疲れでした!ライヴに向けて濃ゆいリハでしたね♪
冒頭この”資料”を勉強したのが効いたかな(笑)
ジェフフリークのわたくしも本作は認識ありませんでした。
もうあのハイハットワークだけで卒倒☆
じっくり勉強してギターソロに活かします!
ギターかい!?(^^ゞ

投稿: romankicker | 2007.05.12 23:55

☆ romankickerさん
いやはや、昨日はどうもおつかれサマンサ(死語^^;)
駐車場での夜風の気持ちよさ実感できましたネ〜。
世間もGW疲れだったのか、週末なのに道が空いてて帰路も超快適デシタ。
で、コレって隠れた名盤でしたデショ?(^^)v
ジェフのプレイを追えば追うほど、ハイハットワークってのは
バスドラ共々、あの彼特有のGrooveに絶妙なアクセントを生みだす
重要なポイントだったんだな〜と実感するばかりデス♪
ぜひプレイのご参考に......って、ギターの方っすか?!(爆笑)
ルークのバッキングといい、鍵盤陣といい、
一流の人々のセンスってのはハンパじゃないっす(拍手)。深い!

投稿: <たぁ> | 2007.05.13 15:29

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受信: 2007.05.12 13:16

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