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2007.06.12

好曲[funky bass]☆「After 5 Crash (Live at Yokohama Arena on 2003.11.15)」 角松敏生 feat. 青木智仁

今日6月12日は昨2006年惜しくも急逝されたベーシスト:故・青木智仁さんの誕生日にして、命日である。訃報から約2週間後に行なわれた『TOSHIKI KADOMATSU 25th Anniversary Performance 2006.6.24 YOKOHAMA ARENA』では、PRO TOOLSに遺されていたリハーサル時の青木さんによる素晴らしいプレイの音源を使用して素晴らしいライヴを堪能することができた......唯一、ステージで躍動する青木さんの姿を見る事ができなかった以外は。

その翌月に発表された角松氏のオリジナル・アルバム『Prayer』('06)とそれに伴う“Player's Prayer”Tourでは、青木さんの遺志を継ぐかのように全てのミュージシャンが真摯に表現する音楽の素晴らしさを実感することができた。今年はその拡大/発展/再構築/熟成版ともいうべき“Player's Prayer RETURNS"Tourが今月末から始まろうとしている(東京でのチケットは早々に売り切れてしまった。残りの日程で足を運べたらいいな)。ホンモノの音楽を表現し続けることが、残された者の使命であるかのように。応援したいし、それを享受できる喜びは大切にしたい。

その一方で、今日はやはり青木さんの音と姿をこの目で確認したくなって、3年前の作品を手に取った。それは2005年4月7日にリリースされた両A面マキシ・シングル:角松敏生『Startin'/月のように星のように(初回生産限定盤:LIVE DVD付)』。「月のように星のように」は前述した昨年のツアーでもアンコールで披露されているように、今の角松氏が非常に大切にしているナンバーで、現時点でアルバム未収録のため本CDシングルはマストアイテムだと言える。さらにTrack 3には過去の自分へのオマージュとして制作した夏モノ企画アルバム『Summer 4 Rhythm』('03)収録曲「桃色の雲」のライヴテイクを同名ツアーのSpecial Live at 新宿 Liquid Room on 2003.8.17から収録。角松氏の歌を支える青木/沼澤/小林/浅野の4リズム(+マニピュレーター山田氏)は実にタイトでFunkyでカッコいい。今のところ、このライヴ音源もここ限定だし。

しかし、今日この作品をCDラックからチョイスしたのは他でもない、本作初回生産限定盤の特典であるLIVE DVDを観たかったから。収められているのはTOSHIKI KADOMATSU 20th Anniversary "REVENGE" BF-1981〜1993 at Yokohama Arena on 2003.11.15、つまり2001年8月22日に台風来襲の余波で中止を余儀なくされた東京・お台場での20周年ライヴ幻の初日(活動凍結前の楽曲で構成)の“リベンジ”公演から、代表曲「After 5 Crash」「Take You To The Sky High」の貴重なライヴ映像。当然、そこでは在りし日の青木智仁さん、そして先日急逝されたギタリスト:故・浅野“Butcher"祥之さんの素晴らしいプレイと笑顔を目にすることができる。特にこの「After 5 Crash」という曲は学生時代に最初に角松作品と接したアルバム『AFTER 5 CLASH』('84 - album titleの表記は"CLASH"なんだよね......)のタイトルチューンであり、典型的な青木流チョッパー・ベースが曲の根幹を成しているし、カッティング・ギターやホーンとの絡みはLiveテイクで一層ヘヴィにファンキーに変貌を遂げていて、今聴いても鳥肌が立つ。もしCDショップで今や貴重なこのDVD付き初回限定盤の在庫商品を見かけたら、迷わずご入手されることをオススメする。このライヴは“リベンジの場”として実現した歓びと、初期の楽曲を熟成された演奏でタップリ堪能できるという“最高の同窓会的気分”の中で行なわれたものゆえ、雰囲気も非常にヨカッタと記憶している。角松氏も「いつか全編を......」と発言していながら、なかなか実現しないうちに2人の偉大なミュージシャンが他界してしまった。しかし遂に。この時のライヴは勿論、角松氏活動解凍後の充実したツアーを収めた8枚組DVD-BOXがようやくこの夏、通信販売という形態で世に出されることとなった。ここには青木さんの、そして浅野さんのセンス溢れる演奏が十二分に記録されているわけで、角松ファンのみならず1人でも多くの音楽ファンに観てほしいと自分は思う。やや特殊な流通手段ながら、こうした機会を設けてくれた角松氏には感謝をしたい。そして、青木さんと浅野さんの生きた証しに触れながら、これからも音楽を愛していけたらいいなと願う。

今日6月12日は青木智仁さんのご生誕50周年にして1周忌。合掌。


#そういえば。自分が初めて角松敏生というアーティストのLiveを生で観れたのは『GOLD DIGGER』('85)リリースに伴うDANCING TOUR ”MOVE YOUR HIPS!!” Tourの千秋楽、1985年7月28日(Sun.)日比谷野外音楽堂でのスペシャル公演で、そのとき都心のビル街でいきなり1曲目に唄われたこの「After 5 Crash」が今でも強く印象に残っている。歌詞冒頭のシチュエーションとしてはこれ以上ない場所だったこともあり、夕暮れ時の都心に心地よく響いていた。アンコールには杏里浴衣姿で登場♪など、まさに夏の祭典というべき楽しさばかりが記憶に残る。生“青木”に圧倒された記念すべき初公演でもある。たまにはベースのメンテもしてあげようかな。

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コメント

げっ!?は、は、8枚組(@_@;)ですかぁ!
でも、偉大なるミュージシャンにも自分にも寿命があるわけで
いつまでも観られるとは限らないんですよねぇ。
そうならばすばらしい時間とプレイが記録されたものを購入する
というのは値段以上の価値があり、本当に正しいお金の使い方と
思えますので、高くても頑張ってお布施としてゲットするかな(*^^)v
最近某バンドでは、ギターなんぞも弾いちゃったりしてますけど
どうしてもブッチャーさんのギターをかなり意識しちゃいますね。
そろそろベースとドラムの鉄壁リズム隊も復活させたいっすねぇ!

投稿: ロマンキッカー | 2007.06.13 10:03

☆ ロマンキッカーさん
こんにちは。そーなんです、「出る!出る!」と言われていたBOX-Setは
当初の予定からどんどん枚数増えて、8枚組に落ち着いたそーです^^;
“あの”ツアーファイナルも“あの”スペシャルライヴも含まれるそうで。
すごいですねー、豪華ですねー。
内容を考えれば絶対破格のお値段ですし
ファンクラブ会員でもあらせられます“お方サマ”を何とか説得して
ご入手頂きたいと思います、ハイ〜♪
青木さん&ブッチャーさんのプレイにしばらく釘付けになりそうな予感が。
ブッチャーさんって、ソロも素晴らしいんですけど、
ツボをおさえまくりのバッキングがほんっとに秀逸なんですよネ。
それこそ、センスを問われる部分ですし。早過ぎるお別れが惜しいです。
そう、昨日青木さんのプレイをじっくり観ていたら
久々にベースをガッツリ弾いてみたい気分が沸き上がってマイリマシタ。
弾き方を忘れないうちに?!リハビリしときたいと思いますので〜〜〜(^^)v

投稿: <たぁ> | 2007.06.13 23:39

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