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2007.10.08

Norickの駆け抜けた日々。

モータースポーツ好きの自分は当初もっぱら四輪専門で、頻繁に繰り広げられるオーヴァーテイクが魅力の二輪最高峰WGP(現・MotoGP)にハマったのは1990年代の半ばから。海外の人気ライダー達の走りに魅了されつつも、負けじと奮闘していた日本人ライダー達の活躍に感動する日々だった。当時は上田選手(125cc)、原田選手(250cc)、岡田選手(500cc)などのライダーが堂々の上位争いを繰り広げていて、その中でも異彩を放っていたのが“ノリック”こと阿部典史(あべ・のりふみ)選手だった。1975年生まれながら若くして最高峰の500ccクラスに乗り込み、数回の優勝を飾るだけでなく、天性の速さを発揮したり(その一方で思わぬ転倒リタイヤが多かったのも彼の持ち味か)その独特な語り口も手伝って、毎レース注目すべき存在であり続けた。そんな彼は今季、ゼッケン81のマシンを駆って久々に全日本ロードレースで走る事になり、MotoGPの解説などと並行して母国のサーキットを再び駆け抜けてくれた。彼の貴重な経験を活かしたライダー活動は、若いライダーやファンにとって何よりも素晴らしい機会であったと思う。なのに......サーキットではどんなアクシデントをも乗り越えてきた彼が7日夕方、無謀にも片側2車線の左車線から一気に反対車線へUターンを試みたトラック運転手の違反行為の犠牲となり、僅か32歳の若さで旅立ってしまった。あまりにも急な訃報に、いまだ気持ちを整理できずにいる。つい先日もMotoGP日本グランプリ中継で彼らしい解説を存分に聞かせてくれたばかりなのに。ただただ悔しくて仕方がない。まさか彼がサーキットの外でこんな目に遭うなんて。東京が生んだ人気個性派ライダーの輝かしい活躍に改めて賛辞と感謝の気持ちを贈りたい。合掌。

ヤマハからの公式リリース:阿部典史選手の訃報について
2007 YAMAHA 全日本ロードレース 壁紙ページ

#交通事故で相手の命を奪った場合も、一般の殺人事件と同じ重さで法の裁きを受けさせるべきだと個人的には思う。“業務上過失致死”という言葉のもとで中途半端な扱いをすることが、遺族にとってどんなに許せないことか。報われるべきは当然被害者の遺族であり、加害者の人権ばかりを過剰に擁護することには強い違和感を抱かずにはいられない。

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コメント

バイクレースには詳しくないですが、ヒーローはやはり短命なんでしょうか(合掌)

しかし、おっしゃるように交通事故でも「ひき逃げ」とか「飲酒運転」
等による重大な事故は別の法律で裁けないものですかね。
特に「ひき逃げ」なんて事故を起こすまでは過失かもしれない
けど、起こした後は放置したら死に至ることを承知のうえで
意志をもって逃げるわけですから殺人及び殺人未遂が適用
されても当然なのではないでしょうかね。
亡くなった被害者には未来が無いのに、加害者には人手も費用も
つぎ込んで立ち直らせて未来が有るということには大いなる違和感
を覚えます。。。
本当に加害者には人権が有って、被害者には人権が無いに
等しいですもんね。

投稿: romankicker | 2007.10.11 09:47

☆ romankickerさん
こんにちは。今週は彼の一件もあって、冴えない気分でした。
昨日のお通夜には2,000人もの方が参列されたとか。
戒名はノリックに相応しいものとなったようです。
「正道院弐輪英雄典久大居士」
(しょうどういんにりんえいゆうのりっくだいこじ)
http://hochi.yomiuri.co.jp/sports/etc/news/20071013-OHT1T00074.htm
http://www.tokyo-np.co.jp/tochu/article/entertainment/news/CK2007101302056145.html

福岡市職員が幼い命を3つも奪った飲酒運転事故による“殺人”など
許し難い死傷交通事故が後を絶たないですね。
それが腹立たしいのは、事故が起きた事だけでなく、
そのあとの加害者への追求と処罰が余りに甘いことに起因しているかと。
“人権派弁護士”の方も、本当に護るべき“人権”なのかどうか
よく見極めてほしいと思います。
反省の色を見せない卑劣な犯罪者の人権を守ることが
被害者やその遺族に与える精神的苦痛をどう考えているのか
まったくもって理解に苦しみます。勿論、それを裁く裁判官にも。
倫理観や社会通念上の良識に基づく裁きを求めたいのですが。
おかしな世の中です、まったく。

投稿: <たぁ> | 2007.10.13 17:10

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