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2008.03.05

好曲[guitar/keyboards]☆「恋の落とし穴」 角松敏生 feat. 今剛 & 森俊之

ライヴ鑑賞が数少ない娯楽の1つである自分は基本的に「1ツアー1公演主義」で、何度も同内容のモノを観に行くことは滅多にない(基本的には角松敏生氏がいつも言っている「1人でも多くの人に観てもらいたい」という想いに賛同して、チケット競争激しい場合には自分は1回観れれば十分と考えるので。一期一会に想い入れ一層深まるし)。ところが、2006年7月に発表した角松デビュー25周年記念オリジナル・アルバム『Prayer』('06)とそこに参加した国内最高峰ミュージシャンを従えた全国ツアー<TDK Presents TOSHIKI KADOMATSU Performance 2006“Player's Prayer”>および現在終盤に差し掛かっている<TDK Presents TOSHIKI KADOMATSU Performance 2007〜2008 “Player's Prayer”RETURNS>については都合4回(!)足を運ぶことになり、正直自分でも驚いている。とりもなおさず、その第一義的要因は現代において奇跡とも思える一流揃いの素晴らしき生演奏、中でも音楽に目覚めた時分から憧れてやまない永遠のギターヒーロー今剛大先生のプレイを味わえる贅沢極まりない至福の瞬間を求めての衝動に他ならない。ファンクラブには入っていないので優先予約等の恩恵を受けないため、最初は一般発売でチケット購入できた'06年11月の横浜公演@神奈川県民ホールのみにとどまると思っていたし、その夜は充分満足して帰路に就いた記憶がある。ところが、その暮れの東京公演3DAYS@中野サンプラザに前述の最新作『Prayer』収録曲の半数でドラムを叩いたスティーヴ・ガッド氏が加わると知り、心中穏やかでなくなる。当初東京公演はファンクラブ応募のみで完売と思われ、諦めるしかないと思っていた矢先、(東京公演およびツアーの)最終日12月16日公演の当日券発売を目にし、気がついたときには中野へ向かっていた。この自分でも驚くべき行動力のお陰で後悔せずに済んだのは、先日DVD/Blue-Rayで発売されたこの日のライヴ収録映像作品『TOSHIKI KADOMATSU Performance 2006 “Player’s Prayer” SPECIAL 2006.12.16 NAKANO SUNPLAZA』('08)を観れば明白。来日後のリハ+初日/2日目を経て完全にフィットしたガッド&江口さんのツイン・ドラムとツイン・パーカッションによるグルーヴ感は歌モノの域を超えたクオリティに達していたのだから。あの一流のミュージシャン達が、まるで高校時代に初めてバンドを組んだときのように楽しそうにお互い顔を見合わせながら演奏していた音が聴けた喜びをいま映像で再確認できるのは、いち音楽ファンとしてもう「幸せ」としか言いようがない☆ 音楽ってイイな。

年が明けて2007年、角松はこの“モノよりヒトにお金をかけた”と自負するに値するツアーを“RETURNS”として続行を決意するも、個々が人気ミュージシャン/プロデューサー揃いゆえ全員揃うのはほとんど奇跡という状態@@ そこで氏は、揃うメンバー(楽器)構成によって異なるセットメニューを再構築しながらの全国公演を展開。鍵盤トリオ(+Gt.)だったり、鍵盤+Gt.や鍵盤+B.の小編成だったり、ドラムレスだったり......でも、これを行なえるだけの個々のクオリティの高さがこのツアーに新しい魅力を加え、異なる楽器編成で奏でられる楽曲には新たな発見と感動がもたらされた。おそらく、苦労した角松自身が大きな収穫を得たのではないだろうか。そんな“RETURNS”ツアーが2007年暮れに東京・中野サンプラザへ1年振りに戻ってきたので、その熟成ぶりを堪能したくて、三たび足を運んでみた。ガッドを除くフルメンバーが揃ったその東京2日目は、なるほど曲中の演奏でも各自のインタープレイが増すなど、間違いなく熟成進んだ印象で高品質な音楽をじっくり味わえたものの、一方で安心しきってゆったり観ちゃったというカンジも。ほぼ同じセットリストでツアー3回目の観覧というのは、そんな予定調和を優雅に堪能するのが基本?(あまりに完璧過ぎて......嗚呼、なんと贅沢な悩み!^^;) そんな中、身を乗りだしてグイグイ引き込まれてしまったのが中盤のセクション。「全国を回ってきた様々な派生形態(!)の素晴らしさをゼヒ」と披露された楽曲達はフルメンバーでの演奏にはない選曲&アレンジばかりで、初めてそのメンバー/楽器編成での演奏を耳にするという刺激と発見に満ちていたためだ。さすが、名プロデューサー角松敏生☆☆☆というカンジで、実に見事な仕掛け。まんまと術中にハマり?「派生形態でのライヴを観ておけばヨカッタ@@」と深く後悔していたら......年が明けて'08年3月頭の横浜公演@横浜BLITZのe+プレオーダー案内が飛び込んで来たため、すかさず反応してしまった次第♪ 幸運にも、自身4度目(!)の本ツアー観覧が決まった瞬間だった。

A3sb_080302j長過ぎる前置きを経て?!足を運んだ先日3月2日(日)の横浜BLITZ公演は2日目にあたり、前日はなんとリハなしで臨んだとのこと。それでも無事に乗り切ってしまうほどの強者が揃ったこのセッションは通称“T's Gang”と呼ばれていた形態で、この日が見納め。「打ち上げで一番目立っていた人達」を集めたという顔ぶれは、江口信夫(Ds)・松原秀樹(B)・今剛(Gt)・森俊之(Kb)・チアキ(Cho)・凡子(Cho)という、文句ナシの布陣。そしてこの日の自分の観覧テーマ&ターゲットはズバリ「解き放たれた今剛&森俊之」! ゴージャス極まりない『Prayer』ツアーはツイン・パーカッション(ガッド参加時にはツイン・ドラムも!)の最強リズム隊と共に、小林信吾(Kb)・友成好宏(Kb)・森俊之(Kb)という凄腕キーボーディスト3名の同時共演が看板(もちろん今剛大先生のギターは別格として☆)。ただ、和音楽器が増える程、あらゆる局面でコードのトップノートを揃えたり、音やリズムのシンコペーションがぶつからないよーな気遣いが求められるのも事実。超一流の皆さんゆえ、それでも充分完璧で自由なプレイをなさっているとはいえ、よりフリーなスペースを与えられれば、間違いなくさらなる引出しが開かれると期待したくなる。そこでこのT's Gang横浜公演なのである。キーボードは角松公演で長らく常連だった友成・小林両名ではなく、スガシカオetc.のプロデュースで今どきのシーンを活性化させている森俊之氏のみとなり、彼のハモンド・オルガンやエレピが縦横無尽に活躍する絶好のチャンス。そして、鍵盤が1名になったことで、これまた広大なスペースを与えられる今剛大先生に暴れて頂く申し分ない環境。本ツアー4回目の観覧にして、いまだこんなにワクワクしつつ開演を待てる自分はホントに幸せモノである。果たして、18時を少々回ったところから披露されたのは......期待に違わぬ興奮と感動山盛りの濃縮3時間コース☆ 記憶を辿りながらセットリストを:

01. UGAM (SE)
02. Movin'
03. You Made It
→ いつものオープニング01からなだれ込んだ02。森さんがシンセベースに専念するAメロやGt.ソロ部分は、余裕の生まれた音の空間でやはり今さんがいつもより自由に弾いている印象♪ バッキングはよりフィーリング重視で、ギターソロもいつも以上にアグレッヴなフレージングという感じで、コード楽器不在ながら音の厚みが足りないとは微塵も感じさせず(おぉ〜)いきなり釘付け。余韻醒めやらぬまま03へ。Steely Dan的エッセンス満載のこの曲では、やはり森さんの指先がピアノの上を心地好さそうに泳ぐ。軽やかで洒落たタッチ、実にお見事。そしてこの曲をライヴで一層艶やかにしているのはそれぞれ「ラウンジ千秋」「スナックなみこ」のママと紹介された“沖婦連”ことチアキ&凡子の沖縄出身女性コーラス陣。Album versionよりも格段にゴージャスかつエモーショナルなコーラスパートはライヴ序盤を華やかに演出する重要な存在。管楽器のパートをいつもなら巨匠鍵盤陣が難なく再現しているんだけど、この日はスパっとカット。それでも物足りなさを一向に感じさせないのは、このコーラス隊の存在感と、各自4リズム仕様にサラリとアジャストしてしまう強力演奏陣のプレイのお陰。角松言うところの「ヒトにお金かけてます」に心から感謝。こういうものを享受できるからこそ観に行きたくなるんだな、音楽ファンたるもの☆

04. アイシテル
05. Still Know nothing at all
06. 時計
→『Prayer』収録曲でも味わい深いスローナンバーを04〜05と続けて演奏。04での角松自身のガットギターSoloが結構好きだったりする。ご本人が実に気持ち良さそうで♪ そして05。6/8拍子楽曲フェチの自分がアルバムの中でも超お気に入りのこの曲では、森さんのハモンドが映える。彼の繊細かつ“熱い”演奏が曲をただのバラードで終わらせないってカンジ。感動モノである。加えて今さんのチョーキングの艶っぽいこと。考えてみたら自分が好きになるギタリストって、必ずバッキングとチョーキングが超素晴らしい方ばっか(ブッチャーさんもまさに......涙)。そして続いたのが06。活動凍結を解いたアルバムに収録されていたのだから、実に10年前のナンバーとなってしまったこの曲、『TIME TUNNEL』('99)オリジナルテイクのリズム隊は沼澤尚(Ds)&中村キタロー(B)のアガルタ・コンビ(ちなみにPercで既に大儀観元さんが参加していた! Saxはまだ春名正治さんの頃......)。もっともその後のツアーでは江口さん&故・青木智仁さん(B)コンビだったので(故・ブッチャー浅野さんがGtで...)江口さんにとっては懐かしい想いがあるかもしれないけど、今さん・森さん・松原さんと沖婦連と共にこの曲が奏でられているのは、聴く側にとっては非常に新鮮な印象。

07. 海 (2007 PP presents version)
→活動凍結前の傑作『ALL IS VANITY』('91)の3曲目にあたるこの曲は、昨'07年夏のT's Gang東京公演etc.この派生形態ではずっと取り上げられていたナンバーだと知っていたものの、それは従来のテイクをなぞったモノだったらしい。角松が今回のツアーメンバーに楽曲プロデュースを頼んで昨年暮れに発表したリメイク集『Players Presents TOSHIKI KADOMATSU Ballad Collection』('07)の中で森さんの手により新たなテイクが世に送りだされた後ということが幸いし(!)ここ横浜BLITZでは、そのNew Versionで披露☆ やや軽やかになったリズムに乗せて、今さんと森さんが展開するソロの気持ちよさったらもう......曲の良さも再確認しつつ、近頃のお気に入りのナンバー。

08. We're Together
→「記録するに値するもの」という角松のコンセプトに賛同してツアーのスポンサーを申し出てくれたTDKのDVD/Blue-Rayメディア宣伝PV用に彼が'07年唯一書き下ろしたという『Players Presents TOSHIKI KADOMATSU Ballad Collection』('07)収録の新曲では、ついに今さんの十八番であるペダルスティール生演奏シーンをこの目で観ることが出来、いたく感激! 親がカントリー系アーティストも聴いていたせいか幼少時からこの音色には自分も馴染んでいたし、EaglesやThe Doobie Brothersの一部楽曲にも必要不可欠なこの楽器。はっぴぃえんどetc.70年代初頭の日本語ロックに傾倒していた角松もこの音・フレーズを活かそうと思って書いたとMCで。この音とその演奏風景に出逢うチャンスは現代においてなかなかないし。ちなみにイントロ〜1番Aメロまでは今さんの12弦アコギPLAYも聴けてオイシ過ぎ♪

09. Smile (duet with Chiaki)
→何度聴いても爽快なこの曲こそが『Prayer』の中核であり、それを成立させているのが、たとえようのないほど透明感が際立つチアキ(from しゃかり)嬢の歌声。心洗われるとはこのことか。それを十二分に引き出している角松メロディも美しいし、ライヴでは終盤そこに絡む凡子嬢のコーラスの存在感も光る。「WAになっておどろう」と共に、幅広い世代に長く聴き続けてほしいと思う曲。Single versionのイントロから始まるライヴの場合、ストリングスに代わってオルガンで奏でる森さんのフレーズがなんだか神々しい印象で好きなんだけど、この日は当然ピアノ主体。となればあのストリングスのフレーズは?.......なんと今さんのボリューム奏法によるギターで再現☆ これはこのT's Gang仕様のみの貴重なスペシャルアレンジということになる。歌が始まるところの「ジャラ〜ン♪」とコード鳴らす場面といい、CDのトロンボーンソロに代わるギターソロといい、今さんのギタープレイにより新しい魅力満載の「Smile」ライヴ仕様なのであった。圧巻。

10. If You...
→思えば学生時代、軽音楽部の友人からこの曲の入ったアルバム『AFTER 5 CLASH』('84)のカセットを貰ったところから、一層KADOMATSUサウンドとそれを支えるミュージシャン達にのめり込んでいったワケで、自分の中では初期角松ナンバーで外せない1曲。それを......このセッションでは軽めのグルーヴにリ・アレンジして21世紀の今に復活させている。これもT's Gangという演奏形態観に来た理由のひとつ♪

11. Dreamin' Walkin'
12. Beams
13. My Sugar
14. Mannequin
15. 恋の落とし穴
16. Startin'
→ここから怒濤のノンストップTIME。10に続いて披露された11は実に20年以上前のナンバー@@ 『ON THE CITY SHORE』('86)という自身の造語タイトルに苦笑いしながら角松がエピソードを披露。自身初の全面プロデュース作となった本作で「今さんにゼヒ」とギターSoloを依頼したのがこの曲だったとか!(帰宅してクレジットを見ながら聴けば......ねちっこいチョーキングと音色がまさに'80年代の今剛サウンド。すっかり忘れてた^^;) 今さん参加のツアーでこの曲をわざわざ取り上げていたのは、そんな理由だったのか〜☆ ちなみに昨年暮れの東京公演中盤、T's Gangとしてこの曲を演奏してくれたのが、横浜BLITZ遠征の決め手だった。エピソードを知った上で聴く今宵の今さんのギターソロは痛快極まりなかった。森さんの8分で刻むピアノも実に小気味良くて「コンテンポラリー♪」ってカンジ。続く12は本人が“自虐的パロディ”と言いながらも緻密に練り上げた80年代サウンド再構築盤『Summer 4 Rhythm』('03)冒頭のあの曲。アルバムタイトル通り、沼澤/青木(故人)/浅野(故人)/小林の凄腕4名とツアーを回って演奏した映像を昨夏のDVD-BOXで再確認して泣けたけど、今宵はメンバー総入れ替えとなる江口/松原/今/森の4リズムで再現。角松のカッティングと今さんの単音ミュートによる絶妙のギターアンサンブル、天国の浅野さんもきっと楽しく聴いてくれたハズ。13はオリジナル・アルバム初の2枚組となった『Fankacoustics』('04)Solid Side収録で、近頃は冒頭や曲間に角松/チアキ/凡子の3人で披露するダイエット・エクササイズ“カドマツ・ブート・キャンプ”なるネタが定番に(笑)。こーゆー激しいナンバーになると、森さんのハモンド・オルガンが俄然冴え渡るから楽しい。そしてこの曲は、松原さんのベースが作り出すグルーヴがヤバいぐらいカッコいい。間違いなくあのベースラインが牽引してる。14〜15は本ツアーの中核『Prayer』に戻って最高潮に。14は何と言っても終盤の今さんvs森さんによるソロ応酬。沖婦連の情熱的なコーラスをバックに延々展開されて当然場内のボルテージも上がる一方。そして、フルスペック仕様ではライヴ冒頭「Movin'」に続いて3曲目に演奏されていた15が満を持してココで☆ この曲は個人的にアルバムの中でもタイトル曲と並んで好きなナンバーTOP3に入る。コード進行やリズムに間違いなくLarsen-Feiten Bandのテイストを織り込んであるサンバテイストのこの曲で森さんはまさにニール・ラーセンを思わせる華麗でファンキーなオルガンプレイを披露し、今さんはバジー・フェイトンよろしく転調だらけのコード進行の中を縦横無尽に泳ぐようなメロディアスなギターソロと切れ味抜群のカッティングを聴かせてくれるからだ。そしてこの日の2人は、江口/松原の強力リズム隊によるラテンROCKグルーヴに支えられてアルバムの5割増し☆を軽く超えてる!と思うほどの熱い演奏を。コレいいワ、やっぱり。ライヴ序盤で演るより、このように終盤で登場した方が個人的にはシックリきた(拍手)。本編最後はシングルのみでリリースされている15。カップリングの「月のように星のように」がフルスペック仕様のライヴ時のアンコールに演奏されているほど近年の角松ナンバーで重要度を増しているけど、シャッフル系のコチラもライヴで映えるなぁと再認識。さすがはTOP10入りシングル♪ 全編に渡り今さんのギター大フィーチャーのうちにひとまず終了。2階席から絶妙な角度&距離感でじっくり味わえた本編を振り返りながらアンコールを待つ。

16. Gratitude
17. Take You To The Sky High
18. Prayer
→アンコール<1>の初っぱなは“感謝”の意味を込めてとの事で前述の企画盤「Summer 4 Rhythm」のラストに収録されていた16。ここで再び今さんがペダルスティールを披露。なるほど、この曲にもバッチリ合う。メンバーの特性などを考えた選曲からは、角松のプロデューサーとしてのこだわりが伝わってくる。お見事。久々聴いたせいか、改めてイイ曲だなぁと実感。すると、その余韻に浸るなかで定番17のイントロが! パーカッション陣不在のT's Gang仕様では、中間のPercソロ部分は江口さんのドラムソロに♪ 小編成になった分、曲ごとのGrooveを生みだすために江口さんのドラムが占める部分は本BLITZ公演全編に渡って非常に大きかった......にもかかわらず、場内は最初から最後まで感動の嵐でヒートアップしっぱなし。サスガ、ベテランの味〜☆ ちなみに入場後に飛行機折るの忘れてたので、後ろの人が飛ばしたものを拾って2機投げただけ^^; 恒例行事を終え盛り上がる場内を“パルマ”と呼ばれる手拍子で先導しながらアルバムタイトル曲18へ。角松始めメンバー数名が3つ打ちのシンプルなパターンによるパルマを自然に促す中、森さんはウラ打ち中心のパルマを先導! トーゼン自分は昨年末の中野公演同様、このウラ打ちパルマの快感に酔いしれながら最後まで歌と演奏を堪能(斜め後方の方もウラ打ちで参戦されてたので共同戦線が一層心地好かった♪)。ちなみにサビでみんなが手をかざすあの習慣だけは、どうも苦手。それに、あの部分だけパルマや手拍子が途切れてしまって、かえって曲の盛り上がりを失いかねないと思うわけで.......個人的にネ。とはいえ、非常にイイ雰囲気のままアンコール<1>終了。勿論、客席は手拍子鳴り止まず。

#そういえばMCで「初めて地上波TVで“ピンで”30分番組に取り上げてもらうことになりました!」と紹介していた通り、来る3月9日(日)22:54〜23:24 テレビ東京(TX)系列6局ネット『みゅーじん -音遊人-』に遂に角松敏生登場☆ なんでも、高い音楽性を追求するあまり現在の彼が抱える苦悩と挑戦、みたいな苦労人的作りになっているんだとか^^; しっかり視聴+録画しなくてはネ(BSジャパンでは翌週の水曜24:00〜24:30再放送かな?)。

19. 黙想 (duet with Chiaki)
→本ツアーではこれが基本的に締めの1曲になっている。通常であれば、アルバム同様に小林さんのピアノ1本をバックに角松&チアキ嬢が歌い上げるんだけど、このT's Gangでピアノを弾くのはモチロン森さん! 基本線は同じだけど、随所で微妙に異なる音使いとアクセントを聴くのが楽しい。そして、間奏のピアノソロは後半ややジャジー展開されたり若干リズム解釈で遊んだり、森さんテイストが存分に発揮されてトクした気分。いつもとはひと味違った“締め”に軽く鳥肌☆ 生演奏ならではの醍醐味であって、シーケンサーによる打込みやカラオケ使ったライヴじゃ絶対できない芸当。「ヒトにお金をかけた」LIVEはこんなにも楽しく深いのである。そんな感慨に浸りながらアンコール<2>も終了。アナウンス嬢も「本日の公演はすべて終了致しました」と繰り返し伝える中、足早に家路に就く......人は実は少数派。会場スタッフの「速やかにお帰り下さい」という案内にやや申し訳ない気分を抱きながらも、大多数の観客が熱い想いと盛大な拍手でアンコールを熱望し続ける。すると長いインターバルにあきらめも漂い始める中、会場スタッフの動きがせわしなくなり、遂に......ステージ照明が明るくなる!

20. さよならなんて絶対言わない
→「すべて終了致しました」のアナウンスが終わったらホントに終了なんだと言いながら、歌詞ファイルが最終ページまで終わってしまっている様子を見せつつ笑う角松。スタッフに指示をして別な歌詞ファイルを取り寄せ、ギター片手に「もう2月終わっちゃったけど......」と独りで歌いだしたのは凍結前最後のアルバム『あるがままに』('92)のオープニングナンバー20。ブラス+打込み+BAND演奏がないと成立しない曲のように思い込んでただけに......弾語りversionは意外なほどカッコよかった♪ 本当にもっと聴きたいという想いに応えてくれた、本当のアンコール。予定調和ではない、これこそ本来あるべき姿だよネ。出てきてくれた本人には勿論、それを許可してくれたスタッフの皆様に感謝。横浜BLITZのスタッフさんには至極迷惑な観客達だったかもしれないけど@@そこは素晴らしい音楽を披露してくれると信じて集った者達の熱意に免じてお許し頂きたく(土下座orz)。また、それに真摯に応えてくれた“音楽とオーディエンスを大切にするアーティスト=角松敏生”を決して責めないで頂きたく☆ なお、このあと場内にはアナウンス嬢による「“今度こそ本当に”すべて終了致しました」とのアナウンスが流れて、残っていた観客から拍手喝采&爆笑が♪

人数が減ってもロスになるどころか異なる聴かせ方で魅了する「引き算の美学」こそ、この日の公演に求めた悦楽であり、それは想像を遥かに上回るものだった。期待通り解き放たれた今さん&森さんの熱演に、そしてそれを支えた江口さん&松原さんの円熟リズム隊と華やかな沖縄コーラス隊に、そしてモチロンこの素晴らしきミュージシャンを集めて一流のエンタテインメントを披露し続けてくれた角松に対して、本当に心から感謝したい。想像を超える辛さを乗り越えた彼にとって、こうして良質の音楽を紹介・発信し続けることこそが、そして我々にとってはそれを大切に愛し、聴き続けることこそが、大好きだった青木さん&浅野さんへの正しい供養に他ならないと改めて感じた夜だった。ツアーの最後に本当に良いステージを観る事ができ、音楽ファンとして最高の気分。東京への帰路は勿論、車内でガッド参加の名演DVDを流しながら余韻タップリにナイト・クルージング☆

#今回は森さん大車輪のライヴだったし、『Summer 4 Rhythm』ツアーでは信吾さんが八面六臂の活躍だったから......全編友成さん尽くしのライヴもぜひ観たい(聴きたい)。たとえば今回のツアーで披露された派生形態の中なら、“T&T”と命名された角松・友成デュオ(+梶原さん or 山内さん)か、もしくは“T's Land”と称された山内さん/友成さん/大儀見さん/梶原さんによるカルテット。いずれも昨年末の中野で1曲ずつは披露してもらったんだけど......ぜひ東京でもフルサイズでご披露頂きたく(小さめの小屋で1ヵ月ロングラン公演とか?!^^;)。そういえば友成さんのピアノ1本で歌い上げた「WHAT IS WOMAN」......マジ泣けた。

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コメント

わたくしも2回足を運んだ今回のツアーですが
本当に存分に楽しめましたねぇnotes
森さんのコンテンポラリーな解釈って大好きなんすよねぇsign01
おまけに今大先生フィーチャーとなれば、そりゃぁ
大興奮まちがいないgood
我々もこんなライヴをやりたいもんですネhappy01

投稿: romankicker | 2008.03.06 08:34

☆ romankickerさん
横浜遠征決めて大正解デシタ!
編成が変わることで生まれる新しい解釈。
一流の皆さんが持つ引出しの深さに感無量で帰ってきました♪
角松が悲しみを乗り越えて臨んだ今回のツアーの充実ぶり、
きっと青木さんも浅野さんも笑顔で見守ってくれてるでしょうネ。
余裕をもってイイ演奏を披露されると、聴いていても心地好いです。
当分一昨年暮れのガッド参加ライヴDVDを観まくって
いろいろ吸収しちゃいマショ〜(^^)

投稿: <たぁ> | 2008.03.06 12:54

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