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2008.08.16

米国Rhinoによる洋楽好盤の価値あるリイシューに拍手☆☆☆

永らく市場で入手困難になっていた素晴らしい音楽作品が海賊版などではなく、正規に再発されるのは本当にウレシイ。アナログLPもしくはCDでの初発売時、もしくは初CD化時etc.に買い逃していたものを入手できる我々年季の入った?リスナーにも、音楽資料や伝聞で興味を持って聴きたいと思った新しいリスナーにも歓迎すべき状況だし、そうしてリスナー層の回帰・発掘によるマーケットの拡大・活性化は音楽業界全体にもポジティヴな要素じゃないカナっ。そんな中、初心者向け〜マニア向けまで再発盤/編集盤のプロ集団的存在だった米国レーベル“RHINO”がワーナー傘下の1部門になって以来、Warner Brothers周辺レーベルの豊富なカタログ作品の中から優れた作品を丁寧に積極リイシューしてくれたり、しっかりとしたコンセプトで新編集ベストを制作してくれてるのは、実に頼もしく心強い。この2008年7月&8月にも個人的に大好きなアルバム2作品が晴れて米国でCD再発の運びとなったので(拍手!)ちょっと触れておこーかと♪


The Doobie Brothers Farewell Tour
>> release date : 2008.08.26 (original : 1983)
ドゥービー・ブラザーズがデビューから12年間の活動にピリオドを打つべく(といっても'87年に前期メンバー中心で再結成して新旧メンバー入り乱れつつ活動継続中^^;)行なった1982年解散ツアー=Farewell Tour(7/30〜9/10&11)を収めたキャリア初のライヴAlbumで、アナログLP発売時は2枚組だった(ちなみに国内盤のタイトルは『ドゥービー・ブラザーズ・フェアウェル・ツアー・ライヴ』)。この“最後”のラインナップは唯一のオリジナル・メンバーPatrick Simmons (guitar/vocal)と後期の要・Michael McDonald (keyboards/vocal)の2人をはじめ、後に矢沢“永ちゃん”永吉の重要なブレーンになるJohn McFee (guitar/pedal steel/violin/vocal)とKeith Knudsen (drums/vocal)、Larsen-Feiten Bandでも素晴らしいグルーヴを供給していたWillie Weeks (bass/vocal)、キースと3人で分厚く強力なリズム隊を構成するChet McCracken (drums/Vibraphone/Marimbas)とBobby LaKind (congas/percussion/vocal)、そして黒人特有のセンス溢れる音&歌でBANDに彩りを添えるCornerius Bumpus (tenor sax/synthesizer/organ/vocal)の総勢8人編成。ドゥービーについては、トム・ジョンストンを軸にしたギター中心の前期を好むファンと、マイケル・マクドナルドを軸にしたコンテンポラリーなサウンド中心の後期を好むファンに分かれがちだけど、自分の場合は前期/中期?/後期いずれも愛すべきドゥービーに他ならない。ただ、音楽的な完成度の高さからラインナップとしてはこのフェアウェル・ツアーの8人編成が大のお気に入り。したがって、すべてのアルバムの中でこのライヴアルバムが個人的なベスト作品でもある。このツアー最終日、彼らの地元サンフランシスコ近郊にあるグリーク・シアターでのライヴ映像は日本でもNHK『ヤング・ミュージック・ショー』やCX『パイオニア・スーパー・ライヴ』で放送されて、それこそ録画したBetaのビデオテープが擦り切れそうになるほど何度も観たほど。パット、マイケル、ボビー、コーネリアスが交互にリード・ヴォーカルを請け負い、素晴らしい演奏と分厚いコーラスで支えるライヴは圧倒的ですらある。ハイライトはアンコールで脱退した重鎮トム・ジョンストンを招き入れて演奏される代表作「Long Train Runnin'」「China Grove」、さらにタイラン・ポーター、ダン・ハートマン、マイケル・ホサックらも加わっての「Listen To The Music」(←残念ながらAlbum未収録で映像のみ@@)。トム、パット、ジョンのトリプル・ギター・バトルで興奮しなかったらヤバい(号泣)。この名盤は1990年にワーナーから国内盤でCD化されたものの(モチロンGET☆)いつの間にか廃盤になってしまい、海外でも入手できないことから中古市場の価格が高騰(++) これだけのビッグネームなのに何故日米双方で再発されないのかずっと気になっていた。それだけに......今月末晴れて米国RHINOのEncoreシリーズとして再発されることを心から歓迎したい。これで誰でもリーズナブルに聴けるんだから!!! できれば本当は、映像版で超カッコいいテイクが確認されている「Sweet Maxine」〜「Rockin' Down The Highway」のメドレー(「Sweet...」でのボビーのリードVo.やパット&ジョンのツイン・リードが最高にイイ♪ 2曲の繋ぎもまさにLiveの醍醐味☆)や「Take Me In Your Arms (Rock Me)」および前述の「Listen To The Music」アンコール版を加えたコンプリートLive盤だったらなお嬉しかったんだけど.......まぁ、この作品を再び誰もが聴けるようになっただけで今回は満足しなくちゃね。既に鬼籍に入ってしまった故・キース/故・コーネリアス/故・ボビーの残してくれた名演奏に改めて感謝(合掌)。リマスターはされてないかもしれないけど、自分の持ってる90年版CDよりも間違いなく音圧上がってるはずだし音質も向上してそうだから......買い増しちゃおうかな^^; 老若男女問わず、未聴の人にはぜひ試してほしい珠玉の生演奏満載作品。

#肝心の映像版もハイライト編みたいなのはVHS/LDでかつて発売されたけど、フルに作品としてリリースされたことはないんだよなぁ(惜)。それこそ完全版がDVDやブルーレイでリリースされれば日米だけでも十分需要あるはず! CD再発に続いてRHINOに期待しなくちゃ☆

youtubeで発見! Sweet Maxine〜Rockin' Down The Highway '82

 旧盤未だ高額取引中@@→

The TimePandemonium
>> release date : 2008.07.29 (original : 1990)
正直言って、'80年代の自分は『1999』('83)こそ「むむっ!」と思ったものの、自伝的映画のサントラ『パープルレイン』('84)で爆発的にブレイクしちゃったプリンス(&ザ・レヴォリューション)とそのファミリーをあえて避けてたほう。なのでタイムについても、フロントマンであるVocalモーリス・デイの変態っぷり?が苦手で、あんまし近づかなかった。ところが、鍵盤担当のJimmy Jamとベース担当のTerry Lewisが最強プロデュースチーム“ジャム&ルイス”として手がけた曲達のカッコよさに次々度肝抜かれて、ジミヘンおたくぶりが笑えるジェシー・ジョンゾンのギターにも興味湧いて(久保田利伸の『The BADDEST』でも弾いてたよーな♪)、モーリス・デイにも免疫できた頃にリユニオンが実現して制作された新作アルバムが......『Pandemonium』('90)だった。テリーのベースラインとジェシーのギターカッティングが超カッコいい1stシングル「Jerk Out」のパーティー気分炸裂した痛快PVは今観たって最高(ちなみに2ndシングル「Chocolate」は貴重なバンド演奏PVで、このPVに使われた音がアルバムと別テイクとゆーかリミックス。アルバムテイクより数段カッコいいこのテイクもシングルCDで当時しっかりGET。あの頃の輸入盤店巡りはマジ楽しかった☆)。メンバー全員が成功したあとの再結集だっただけにアルバムのクオリティは数段上がったし、来日公演への期待も相当膨らんだものの......ジャム&ルイスは同行せず! ガッカリした記憶がある(行かなかったんだけど勝手に...ネ^^;) この記念碑的アルバムがいつの間にか市場から姿を消していたのには驚いた。今でもジャム&ルイスは大物プロデューサーチームとして次々名盤生みだしてるし、彼らのルーツをたどっていこうとする新しいリスナーにこの『Pandemonium』はぜひ聴いてほしいと思うので、先月無事米国で再発(つまり既に輸入盤で入手可能!)されたのは実にオメデタイ話。ジェシーのギターもモーリスの歌(キャラ?)も要チェックの1枚。

ジャム&ルイスの手でジャネットがブレイクした傑作「Control」の名PVも♪

さて、日本のワーナーミュージックジャパンは米国で再発された2作品をいつ国内リリースするのかな? てゆーか、リリースしないとイカンでしょ、いずれ。

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