角松敏生

2011.02.14

[TMT.blog MUSIC AWARD 2010]発表☆

愚父逝去後の残務処理と、突然謎のぜんそくに見舞われた母の病院探しに奔走した2010年。いつものように乗り切れたのは良い音楽のお陰☆ で、この1年間も勝手に[ta-mal-taneously.brog Music Award 2010 - たぁまるていにあすりぃブログ音楽賞 2010 -]と偉そうに題して^^;2010年発売&購入作品に絞り印象に残った作品を書き残しておこうと。独断と偏見に興味のある方はどうぞ♪


☆洋楽部門

[最優秀洋楽オリジナル作品]
《ユニット/グループ部門》
Lady AntebellumNeed You Now
 → 1stシングル「Need You Now」全米第1位獲得の報を目にして試聴した瞬間、
   完全にド真ん中ストライクと判断してアルバムorderしたら、収録曲も全て当たり☆
   彼ら3人も自分も、おそらく同じように良質のアメリカン・ロック/ポップス/カントリーを
   聴いて育ったので、心地よい音楽のツボが同じなんだと思う。完全にハマって
   我がiTunes/iPod nanoで2010年1番再生回数の多い洋楽アルバムに♪
   HillaryとCharlesが共にリードVo.をとり、Gt.のDaveも加わって随所で美しいハーモニーも。
   永く愛聴盤になること間違いナシ。今後のさらなる活躍に期待!



《ソロ部門》
Sheryl Crow100 Miles from Memphis
 → メンフィスtasteの新作はROCK/R&Bの魅力満載で超カッコよかった。
   プロデューサーにDoyle Bramhall IIを起用したのが大正解。彼は近年E.Claptonのツアーで
   サイドGt.弾いてるけど、個人的にはCharlie Sextonと結成したバンドArc Angelsでの
   印象が強い。彼のソロ作もよかったっけ。とにかくシェリル様との相性は抜群だと思う。


[最優秀洋楽企画作品]#甲乙つけがたいので2作品。
Michael JacksonMichael
 → 彼が急逝して1年半、未発表曲を集めて新作が世に出るとは。
   発売前も発売後も賛否両論飛び交うのは仕方がない。それでも…。
   アルバムを何度も聴いた今、多くの人の耳に届いて本当によかったと思う。
   ただ、あえてNewアルバムではなく、企画作品として受け止めることにする。
   個人的なBestトラックは「Keep Your Head Up」。まさにMJワールド☆
   そして事前のリークより遥かにYMOオリジナル版と近かった「Behind The Mask」♪



TrainchaNever Can Say Goodbye
 → オランダの女性シンガー、Trainchaが敬愛するMichael Jackson急逝を受けて
   彼のソロ/The Jackson5時代のナンバーばかりをセレクトして
   アコースティックarrangeでカヴァーしたアルバム。
   MJ作品をカヴァーするのは似過ぎても、かけ離れても、違和感覚えるのに
   彼女の作品は全曲素晴らしい仕上がりで、彼女の個性を十分に発揮しつつ
   MJへの深い愛情が伝わってくる。女性Vo.作品としてもMJ追悼作品としても一級品☆

[最優秀洋楽新人作品]
ChariceCharice
 → David Fosterが太鼓判押しちゃうのも納得。彼女の母国フィリピンの皆さんが羨ましい。
   ちなみにジャケットはわざわざ作り替えた日本独自仕様より海外盤の方が絶対にイイ☆
   Davidが手がけた2曲は完全にアノ世界。完璧に歌いこなせる10代の歌姫に拍手。


[最優秀洋楽リイシュー作品]
Steve KipnerKnock The Walls Down + 2 (SHM-CD紙ジャケット仕様)
 → 名ソングライターとしてキャリア重ねているSteve Kipnerの本作は
   当然、Jay GraydonのProducer & Guitaristとしての名盤でもあるわけで☆
   それが音楽ライター:金澤寿和氏の監修により遂にデジタル・リマスターされ、しかも
   ボーナス・トラックとして「I Had To Find It Out For Myself」と、貴重な
  「Love Is Its Own Reward」Gt.インスト版が追加収録されるという快挙♪
   曲/演奏ともお墨付きの1枚だっただけに、迷わず購入して久々聴き込んでしまった1枚。
  音のヌケが良くなった「The Ending」でJayの生涯No.1(?)Gt.ソロを存分に堪能。

[最優秀洋楽映像作品]
・『通販限定!THE BEST OF SoulTrain(ザ・ベスト・オブ・ソウルトレイン) DVD-BOX
→ あの『SOUL TRAIN』の名演の数々をDVD4枚に収めて、なおかつ
  第1回ソウルトレインAWARDを収録した特典GOLDディスク1枚までついてくる5枚組。
  ……MTVジャパン様のtwitter年末プレゼントに応募したら、これが当たってしまって☆
  永〜くじっくり味わいたいなと。いやはや、ラッキー(^^)v 運使い果たしたかも@@

☆邦楽部門

[最優秀邦楽オリジナル作品]
《ユニット/グループ部門》
Indigo BlueSHORELY
 → 2008年の『indigo blue3』に続いて、本作も自分の好みのド真ん中に☆
   大阪出身のRina嬢(Vo&Gt)と北海道出身のKou氏(Gt&Cho)のお二人が奏でる
   ロック/ブルース/カントリー/R&B/ポップの垣根を超えたメロディと音は
   本当に美しくて深くて楽しくて。良質の音楽を愛する人すべてにお聴きいただきたく☆




《男性ソロ部門》
角松敏生Citylights Dandy
 → 今剛さん(Gt.), 松原秀樹さん(B.), 森俊之さん(Kb.), 玉田豊夢さん(Ds.)の研ぎ澄まされた
   4リズムを従えての新作。まさに大人の味わい、というカンジだった。
   とにかく今剛さんの多彩なバッキングと変幻自在なギター・ソロをこんなに存分に楽しめる
   新録アルバムが聴けるのは、ファンにとって嬉しい限り☆
   …と書いておきながら一番感激したのは「Friend」での松木恒秀さんによる渋いGt.ソロ♪
   ちなみに夏・海モードの「浜辺days」はリスペクトするあの方へのオマージュかな^^;

《女性ソロ部門》
 → 選びきれず^^; かなり色々購入して聴いた1年だったかも♪

[最優秀邦楽企画作品][最優秀邦楽リイシュー作品]
小坂 忠HORO2010
 → 1975年の名盤『ほうろう』のオリジナル16chマルチテープ発見を機に
   なんと小坂 忠さんが新たにVoレコーディングしてミックスし直した奇跡の作品。
   なにより日本の音楽シーンを作ってきた素晴らしいミュージシャンの方々:細野晴臣さん/
   鈴木茂さん/林立夫さん/松任谷正隆さん(以上あの“ティン・パン・アレー”勢揃い)、
   鈴木晶子さん(=矢野顕子さん!)、吉田美奈子さん、山下達郎さん、大貫妙子さん、
   矢野誠さん…もうホントに今や重鎮の皆さんの当時から一流だった演奏/歌が
   高音質で21世紀に蘇り、そこに小坂さん円熟のヴォーカルが重なるとは!
   日本の音楽シーンの文化遺産として、こういう作品がリリースされたのは大歓迎☆
   リイシュー作品としても、歌を新録するという企画作品としても2010年の重要な1枚。

[最優秀邦楽映像作品]#甲乙つけがたいので3作品。
Michael Jacksonマイケル・ジャクソン THIS IS IT [Blu-ray]
 → (規格統一待ってDVDレコーダー見送り)ようやく夏にBlu-ray Discレコーダー購入したので
   発売と同時に購入しておいた【Amazon限定】スチールブック仕様Blu-rayをメデタク視聴。
   映画とはいえ、これは間違いなく音楽作品。映画館に3回観に行ったほど感動。
   マイケルの音楽に対する情熱とメンバーに対する愛情、そしてプロとしてのこだわり。
   オーディションやリハーサルを見て、すべてが一流だったと改めて実感。
   加えて、バンドメンバーの演奏が本当に素晴らしい…だからこそ、本公演が観たかった。

角松敏生TOSHIKI KADOMATSU Performance 2009 “NO TURNS” 2009.11.07 NHK HALL [Blu-ray]
 → アルバム『NO TURNS』リリースした2009年のツアー映像。
   勿論、今回も角松氏自ら映像編集手がけているので、一流ミュージシャンの方々が
   どの曲のどこでどんな素晴らしい演奏披露しているのか、完璧に見所捉えている傑作。
   今剛さんと梶原順さんという豪華過ぎるツイン・ギター編成は一見・一聴の価値あり☆
   これもブルーレイでGet。なので…カーステでは聴けず(うーん…^^;)。

井上陽水40th Special Thanks Live in 武道館 [DVD]
 → 陽水さんの映像作品を買うのは初めて☆ でもNHK『SONGS』における名演の数々に
   酔いしれた勢いでGet(演奏的には『SONGS』の方がより好みだったけど…^^;)。
   これまた今剛大先生のGt.を存分に楽しめる事が最大の購入要因。
   時にRockに、時にJazzyに陽水さんの曲を彩るギターPLAYは神の領域!
   勿論、山木秀夫さん(Ds)美久月千春さん(B)の強力リズムセクションも小島良喜さんの
   オルガンやピアノも絶品なので、全編40周年公演にふさわしい圧巻の演奏ばかり。
   これはDVDなのでMacでもカーステでも堪能中♪

…ここ2〜3年間は介護やら何やら抱えて過ごしてきたので、本当に音楽からパワー貰う事が多く…ちょっと色々買い過ぎだったかもしれない(苦笑)。でも、アーティストが心を込めて世に出した作品に自分が惹かれるなら、やはりキチンと対価を払って楽しむのが礼儀なので、ナケナシのお金@@の正しい使い方だと思う☆ さて、2011年に出逢うのはどんなアーティストのどんな作品?

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2010.02.28

今更ながら[TMT.blog MUSIC AWARD 2009]発表☆

愚父の寝たきり在宅介護〜逝去まで一気に駆け抜けた2009年。好きな音楽を聴いて発散していなければ乗り切れなかったかもしれない。で、この1年間も勝手に[ta-mal-taneously.brog Music Award 2009 - たぁまるていにあすりぃブログ音楽賞 2009 -]と偉そうに題して^^;2009年発売&購入作品に絞り印象に残った作品を書き残しておこうと。独断と偏見に興味のある方はどうぞ♪


☆洋楽部門

[最優秀洋楽オリジナル作品]
 → 残念ながら…該当作品ナシ@@

[最優秀洋楽企画作品]#甲乙つけがたいので2作品。
Michael JacksonMichael Jackson's This Is It - The Music That Inspired the Movie
 → 2009年6月25日の朝を忘れる事は決してないと思う。徹夜仕事をしていた明け方、
   Web経由でマイケル・ジャクソンが病院に緊急搬送の後、急逝したという
   衝撃のNewsを目にしてからは何も手につかず、ただただ続報を終日追った。
   多分世代的なものだろうか、自分の中における彼の存在の大きさに気づく。
   そして…生前のリハーサル映像を編集した映画『This Is It』公開に合わせて
   未発表曲「This Is It」や貴重なDemoテイクと、いくつかのヒット曲をコンパイルした
   映画のイメージ・アルバムを繰り返し聴きながら年末を迎えたのである。
   タイトル曲以上に感銘を受けたのは、ギター1本をバックにマイケルが歌う
  「She's Out of My Life」のデモver.。2枚組の初回生産限定盤に収められた
   このテイクを聴くたびに、繊細な彼のヴォーカルを再び聴けない哀しみが。RIP.

・『Fly Away ~The Songs of David Foster
 → デヴィッド・フォスター公認の海外企画によるトリビュート・アルバムで
   本人も冒頭でピアノの「Prelude」披露してるほか、魅力的なメンツが
   耳馴染みのナンバーを好センスなアレンジでカヴァーしている良質コンピ。
   個人的にはビル・チャンプリンによる「In The Stone(石の刻印)」(EW&F)、
   アーノルド・マッカラーによる「JOJO」(Boz Scaggs)、ジェフ・ぺシェットによる
  「Heart to Heart」(Kenny Loggins)、意表突いた女性Vo.セシリー・ガードナーによる
  「Look What You've Done to Me」(Boz Scaggs)、ジョー・ピズーロによる
  「Through The Fire」(Chaka Kahn)、リサ・ラヴブランドによる「The Best of Me」
   (David Foster & Olivia Newton-John)辺りがすっかり超お気に入りだし、
   ハッキリ言ってオムニバスとしては全編不満のない奇跡の1枚というカンジ☆
   上品なオトナのサウンドを提供してくれた制作陣にただただ感謝。




[最優秀洋楽リイシュー作品]
 → 残念ながら…該当作品ナシ@@

[最優秀洋楽映像作品]
 → 残念ながら…該当作品ナシ@@


☆邦楽部門

[最優秀邦楽オリジナル作品]男性Vo./女性Vo.それぞれ1作品ずつ。
角松敏生NO TURNS
 → バッキングからソロまで今剛さんのGt.プレイをこれほど楽しめる作品は貴重☆
   おまけに梶原順さんとのツインGt.まで実現しているから贅沢にも程がある(笑)。
   鍵盤のみならずブラス・アレンジまで森俊之さんが手がけていたり、前作『Prayer』
   発売以降のツアーで熟成された一流ミュージシャンとの絆が全編素晴らしい作品に。
   中でも好きなのは「もっと」「木洩れ陽」「You can go your own way」かな。

多和田えみSINGS
 → 森俊之さんがアレンジで参加しているという記事を目にして、既発音源を辿ったら
   森さん関連ではない曲も本当に軒並みストライクな作品ばかりだったので、迷わず
   購入した彼女の1stフル・アルバム。全編にわたり声・曲・演奏すべて好み!だったので
   カーステやiTunes/iPodでしばらくヘヴィ・ローテーション続いたと思う。特に
   良いなーといまだに聴き込んでるのは「Baby Come Close To Me」「MUSING」
  「Only Need A Little Light」「時の空」「月のうた」「涙ノ音」「FLOWERS」
  「INTO YOU (The Soul Infinity Album Version)」「CAN'T REACH」「ONE LOVE」
   …ほとんど全曲じゃん^^; それぐらいオススメの1枚。

[最優秀邦楽企画作品]
 → 残念ながら…該当作品ナシ@@

[最優秀邦楽リイシュー作品]
 → 残念ながら…該当作品ナシ@@

[最優秀邦楽映像作品]
 → 残念ながら…該当作品ナシ@@


さすがに身内の一大事が続いて、あまり沢山の作品に積極的に出逢えなかった1年だったと
改めて実感。それだけに、上記の作品が余計印象に残ってるんだと自己分析。

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2009.04.20

好曲[guitar]☆「Watchin' You, Watchin' Me」佐藤竹善 feat. 浅野"Butcher"祥之

浅野さん、というかブッチャーさんが旅立ってから、あっという間に2年の月日が過ぎてしまった。熱くて、あったかくて、シャープで、ルーズで、ロックで、ファンキーで......そのギタープレイからは音楽に対する深い愛情と卓越したセンスが常に伝わってきた。おそらくレコーディングに参加した最後の作品と思われる佐藤竹善さん(ex. Sing Like Talking)のアルバム『INDIGO』('07)オープニングナンバー「Watchin' You, Watchin' Me」で聴けるバッキングのフレーズやカッティングの多彩さ、そしてチョーキング・コントロールが絶妙なハーモナイズド・ソロに漂う緻密さこそ、ブッチャーさんの真のプロフェッショナリズムへのこだわりに違いない。このアルバムには、同じコンテンポラリー系作品ながら角松諸作とはやや趣を異にするロックテイスト濃いめなアプローチが満載で、よりストレートにロック/ブルース色を出すようになっていた当時を振り返ればこんなテイストのプレイもあの後もっと聴けたかもしれない、なんてつい考えてしまう。竹善さんだって『INDIGO』ツアーを浅野さんと回りたかっただろうし。悲しいな、まったく。今日4月20日は愛すべき日本のセッション・ギタリスト、故・浅野祥之氏の命日。新たに今日未発表音源upされたmyspaceで氏の遺してくれた伸びやかなギターフレーズの数々に耳を傾けつつ......合掌。

"butcher" web site
http://blue.ap.teacup.com/butcher/
http://www.myspace.com/yoshiyukibutcherasano

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2009.04.15

今更ながら[TMT.blog MUSIC AWARD 2008]発表☆

2009年も既に3ヵ月半が経過して年度が新しくなり(焦)新入学生相手の授業も始まった(また沢山名前覚えなくっちゃ。苦手だ〜〜...orz)。瞬く間に遠い過去の記憶となりそうな我が激動の2008年なれど(苦笑)思い返してみれば音楽ソフトを久々かなり積極的に購入した年だったし、大手CDショップ店頭/iTunes Store/米国アマゾンetc.事前試聴環境の充実もあり“アタリ”作品が多かった。そこで?勝手に[ta-mal-taneously.brog Music Award 2008 - たぁまるていにあすりぃブログ音楽賞 2008 -]と題して(おいおい、偉そ〜に^^;)2008年発売作品に絞りつつ印象に残った作品を覚えてるうちに(爆)忘備録的に書き残しておこうと。独断と偏見に興味のある方はどうぞ♪


☆洋楽部門

[最優秀洋楽オリジナル作品]
Marc BroussardKEEP COMING BACK
 → 全米ヒット「Love Song」を歌うSara Bareilles嬢の情報をYouTubeで検索中、
   彼女とLiveでデュエットしてる極上ブルー・アイド・ソウル・シンガーを発見。
   それが彼=マーク・ブルサードを知るキッカケだった。そんな彼が
   9月にリリースしたこの最新作が捨て曲ナシの超充実Albumだったので大感激。
   まだ20代半ばだというのに(風貌は間違いなくオッサン....ベテランの域に^^;)
   クラシカルなR&B/SOULフィーリングに満ちあふれてるし、そこに
   適度にロックやカントリーのフレイヴァーも加わった歌と曲はまさに絶品。
  (勢いでGetした前作のR&Bカヴァー作も素晴らしい内容で再び感動♪)
   ATLANTICからの作品なのに国内盤未発売ゆえ日本プロモないのは超惜しい。

[最優秀洋楽企画作品]#甲乙つけがたいので2作品。
Michael McDonaldSOUL SPEAK
 → モータウン作品のカヴァー・アルバムを2作発表して好評を得た彼が
  (自分には正直物足りない薄味の2枚ゆえ未だ購入には至っておらず@@)
   さらに一歩踏み込んで制作したR&Bカヴァー集。Motownの二番煎じかと
   疑心暗鬼になりながら試聴してみたら......これが予想を裏切る充実ぶり!
   数曲収めたオリジナル曲☆ともども、その歌いっぷりやアレンジからは
   久々に極上のグルーヴ感と圧倒的な存在感が伝わってきて、我々ファンが
   彼に求めるテイストがよーやく戻ってきた!というカンジ。素直に歓喜♪
   どーして国内盤出さなかったのかな>日本のユニバーサルミュージック。
   ブルー・アイド・ソウルといえばマイケル・マクドナルドはやっぱ外せんネ。
   次はぜひ濃度100%の全編オリジナル作品をと期待したくなった1枚。
  (あ、奥様のAmy Hollandも新作出してたのか! 不覚。良さげだし買うか☆)

HucknallTribute to Bobby
 → これまたワーナーミュージックジャパンが国内盤出してくれなかった“名盤”。
   メーカーサイトで輸入盤紹介してる時点で、リリース期待したんだけどなぁ。
   今年で活動終えるシンプリー・レッド(惜)のリーダーであるミックが
   Mick Hucknallではなく“Hucknall”名義のプロジェクト?として彼のヒーロー、
   南部ソウルの看板シンガーとして活躍を続けるボビー“ブルー”ブランドの
   作品をミック流の解釈でカヴァーした音楽愛溢れる充実作。本来古典的な
   R&B/ブルースである原曲を、本来の良さを損なわずに洗練されたアレンジで
   仕上げた彼のセンスはやっぱりスゴイ。今後のソロ活動を始める前に、改めて
   自身のルーツを再認識しておきたかったのかな。それにしても自分にとって
   2008年は好盤続出でブルー・アイド・ソウル熱再燃したカンジ。

[最優秀洋楽リイシュー作品]
The Brothers JohnsonWinners
 → 自分の中ではデジタルリマスターによるCD化を最も待ち望んでいた1枚。
  (1981年にリリースされた際のLPは未だに手放さずキープ☆)
   TOTOのJeff Porcaro/David Paich/Steve Lukather/Steve Porcaroが
   ドップリかかわったブラジョン初のセルフ・プロデュース作は
   それまでクインシー指揮のもと作られてきたファンク名盤達とは
   やや趣を異にするのでSOUL/R&B/FUNK愛好家の間では評価割れるけど
   自分のようなROCK/AOR/FUSIONから近づいた人間にとっては
   ほぼ全編に渡ってグルーヴ引っ張るジェフのドラムに感服し
   随所で光るペイチのピアノに聴き入り、そして「I Want You」において
   TOTO/ROCKファン必聴の絶品ギターソロを披露したルカサーのプレイに
  (これが彼のセッションワークにおけるギターソロで間違いなく1番だと思う)
   涙した記憶が改めて蘇る歴史的リイシューとなった(嗚呼、感激)。
   ただA&M/UNIVERSALからのリイシューではなく英国レーベルからの
   再発なため、安定供給に不安が@@ 店頭で見つけたら即確保が正解☆
  (Amazonがいまだに取り扱ってくれないのはひょっとしてそのせい?!)

[最優秀洋楽映像作品]
TOTOFALLING IN BETWEEN LIVE
→ 自分の洋楽ファン歴で欠かす事のできない存在が昨春活動終了した(涙)TOTO。
  彼らにとって(おそらく)最後のワールド・ツアーとなった
  <Falling In Between Tour>の2007.3.26 仏・パリ公演を収めたDVDが本作。
  このツアーのポイントはデヴィッド・ペイチとマイク・ポーカロが不参加で(!)
  キーボード&Vo.は新加入したグレッグ・フィリンゲンズが独りでこなし
  マイクの代役は、なんとリー・スクラー御大がサポートで帯同☆
  結果的にはこのリーさん起用が音楽的に大成功だったように思う。
  日本公演でも感じたように、彼がサイモンのドラムと共に支えるリズムは
  非常に安定しつつもロックしてて、時にスマート過ぎるマイクより
  自分にとっては好ましく感じられた。また、キャリアもセンスも問題ない
  グレッグがパフォーマーとして十分楽しませてくれたのも予想外の収穫だった。
(だからCD版よりDVD版がGoodかと。愛車のカーステでも再生可能になったし♪)
  もっとも...BOZ SCAGGSと共に行なった昨春の日本公演ではペイチも合流し☆
  2人共演すれば一層素晴らしい演奏&パフォーマンスになることも判ったので
  その直後の活動終了宣言があまりに惜しい...。何にしても、この映像作品は
  クオリティ的に非常によく出来ているので大満足。ほんと、いいライヴだった。
  あとは故・ジェフ存命中の初期ライヴ映像が公式発売されることを願うばかり@@




☆邦楽部門

[最優秀邦楽オリジナル作品]
Indigo BlueIndigo Blue : 3
 → 昨夏、iTunes Storeの新譜紹介で目に留まって試聴した瞬間に「おー!」と
   思わず反応してしまった1枚。捨て曲ゼロなんだな、これも♪
   それまでよく知らなかったユニットの正体は
   大阪出身のRina嬢(Vo&Gt)と北海道出身のKou氏(Gt&Cho)による
   男女デュオで、ブルース/カントリー/R&B/ロック/ポップのブレンド具合が
   マジ絶妙! 1st & 2ndアルバムは米国ナッシュビルまで行ってレコーディング
   敢行したそうで、なるほど乾いたサウンドと伸びやかなヴォーカルは
   アメリカ音楽育ちの自分に完全ストライク☆ 何より歌・曲・演奏が素晴らしい!!
   故・芦屋雁之助さんの長女であるRina嬢の歌は家・カーステ・電車内・街中、
   海・山・旅先、どこにいても最高に気持ちよく聴けるので、音楽ファンなら
  (女性Vo.ファンなら特に)これからのシーズン常に持ち歩きたい傑作☆☆☆

   「Open The Door」@YouTube
   「夏色スカイ」@YouTube
   「Set Me Free」@YouTube

[最優秀邦楽企画作品]
キリンジKIRINJI 19982008 10th Anniversary Celebration
 → 今まで気になりながらもCD購入しそびれていたキリンジが、レーベルの枠を超え
   兄・堀込高樹サイドと弟・堀込泰行サイドに分けて選曲し、それぞれディスク1枚に
   収録した2枚組ベスト・アルバムで、制作時期の異なるナンバー達を改めて
   Ted Jensen氏の手でリマスタリングした上に高音質CD“HDCD”仕様という
   オイシイ状況が揃ったことからメデタク我が家のCDラックにご招待。
   富田恵一氏(Tomita Lab)を筆頭にいろいろなクリエイターと堀込兄弟が
   知恵とセンスを発揮して作り上げた作品群は、洋邦の音楽的影響が垣間見えて
   実に聴きどころ多し♪ 今のJ-Popシーンでは貴重な存在だと思う。

[最優秀邦楽リイシュー作品]
Nelson Super ProjectNelson Magic - Deluxe Edition -
 → ネーミングこそ怪しいものの、その実態は土岐英史 (Sax) / 三谷泰弘 (Vo) /
   佐々木久美 (Organ, Vo) / 国分友里恵 (Vo) / 青山純 (Dr) / 伊藤広規 (B) /
   佐橋佳幸 (G) / 重実徹 (Key) / 難波弘之 (Key )という信じられないほど
   豪華な一流ミュージシャン9名で構成されるノン・ジャンル・スーパーバンド。
   "Tatsuro Yamashita Performance '98〜'99" のツアーサポートメンバー、
   つまり“山下達郎バンド”マイナス1(達郎さん本人)ということ。
   全員が一流ミュージシャンゆえ多忙な身ながら、意気投合した結果作ってしまった
   自主制作1stアルバム『ネルソン・マジック』('03) を買い逃していた身としては
   まさかボーナス・トラックとしてSTB139で行われたライヴ音源3曲 、さらに
   京都RAGで行われたライヴとレコーディングのオフ・ショット約40分のDVDまで
   映像特典としてついた豪華な再発盤を購入できることになるなんて
   期待も想像もしていなかっただけに、速攻飛びついてシマッタ(^^)
   達郎さん公認の生演奏は当たり前ながらクオリティの高さハンパじゃないし
   だからこそ活きるSHM-CD仕様なのも大正解だったと思う(パチパチ)。
   以前にも書いたけどTrack 2「Our Music」が最高!
   ただ、昨年暮れから始まった達郎さん6年ぶり!の最新ツアーから
  (実は明日4/16中野サンプラザ公演を2列目で観てしまうワケで♪)
   青山純さん&重実徹さんがそれぞれ小笠原拓海くん(弱冠24歳の天才!)&
   柴田俊文さんに交替しているし、メンバー構成含め今後の活動が気になる^^;
   現行メンバーにすんなり置き換わっても全く問題ナシ!だと個人的には思うけど
   外野は黙ってマショウ。

[最優秀邦楽映像作品]#甲乙つけがたいので2作品。
角松敏生TOSHIKI KADOMATSU Performance 2006
      "Player's Prayer" Special 2006.12.16 Nakano Sunplaza
 → 自らも足を運んだこの公演は、角松バンドのフルメンバーに加えて
   あのスティーヴ・ガッドがドラムで加わったツアーのハイライト☆
   観てる我々以上にステージ上のメンバーが楽しんでいたんだと
   改めてわかるDVD/Blu-ray映像に、コチラもつい嬉しくなってしまう。
   日米の一流ミュージシャン大集結ゆえ、演奏クオリティは当然文句ナシ。
   21世紀の今、今剛大先生のプレイをこれだけ存分に堪能できるとは。
   嗚呼、今さん最高☆ また当代人気アレンジャー森俊之さんの
   ハモンドオルガンやムーグによるプレイも見所の1つ。センス最高っ♪


ANGELA AKIConcert Tour 2007-2008 TODAY
 → アンジェラ・アキ嬢の2ndアルバム『TODAY』発売を受けてバンド編成で
   全国を回ったツアーの最終日となった2008.1.31東京国際フォーラム公演。
   彼女の弾き語りは勿論魅力的なんだけど、このツアーのようにDs./B./Gt.を
   従えての4ピースによる演奏には彼女が聴いてきたピアノ・ロック系のテイストが
   実によく現れていて、1st/2nd両方に収録されていた曲のバランスも含め
   この時点における映像付きのベスト・アルバムと言い切れる映像作品☆
   本人は勿論、サポートメンバーみんな最高!
   ビリー・ジョエルやエルトン・ジョン、カーペンターズ辺りを通ってきてれば
   間違いなく心地よく鑑賞できるライヴ。DVDでもBlu-rayでも発売中。


こうして振り返ってみても、上に挙げた作品に加えて他にもいろいろイイ作品に出逢えたし、音楽ファンとしては結構充実してたのかな。既に4月半ばとなった今年、新たにリリースされた作品で購入したものは未だ皆無^^;(リイシューものだけ...)なんかピンと来るモノがなくて@@ とはいえ残り9ヵ月もあるし、またまた圧倒されるような名盤と出逢えますよーに♪


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2009.03.18

角松新譜、Re-Tracklistingで印象激変↑☆

卒業式も終わり講師業が春期休暇に突入すると通学機会がなくなり、在宅仕事中心では必然的に運動量が落ちてしまう@@ なので、花粉&黄砂飛び交う昨日夕方にマスクで完全武装しつつ徒歩にて立川駅周辺まで往復してきた。勿論仕事関連の本探索とCDショップ立寄りという目的あっての外出。後者はズバリ『Prayer』('06)以来約2年8ヶ月振りとなる角松敏生待望のオリジナルアルバム『NO TURNS』('09)入荷を見込んでの行動。今回もお目当ての今剛大先生や梶原順さん、森俊之さんといった超一流お気に入り演奏陣による極上プレイ満載確実なこの新作、年明けにHMVオンラインのポイント10倍セールで予約していたものの、山野楽器&新星堂でそれぞれ購入者特典(着うた)を展開すると発表された時点でネット予約はキャンセル済み。やはりせっかく店頭施策用意したお店には応えてさしあげあげなくては♪ 試聴してどちらの系列の着うたがよいか決めるつもりで出掛けたら......入荷当日ゆえか未だ試聴機展開なく(焦)おまけにHMV立川ときたらその時間に商品すら見かけず(角松仕切板を商品棚から撤去した頃以来カンジ悪〜)。なので、ここはヤマ感で「美しいつながり」(←森さん入魂の“アナログシンセ・オーケストレーション”によりAOR全盛期の“あの世界”へのオマージュ炸裂☆)着うたを特典とする山野楽器を選びメデタク購入(自身初購入となる高音質CD“Blu-spec CD”の初回生産限定盤が苦手なデジパック仕様なのはちょっとマイナス......^^;)。

帰宅後、そのBlu-spec CDをMacBook ProにセットしてiTunesに早速取り込みながら一聴した印象は.....ちょっと???だった。なんだろう? 曲ごとには聴き所が伝わってきつつも、流れ的に(特に後半&最後の余韻が)なんかしっくりこなかったような@@ 深夜、仕事しながらヘッドフォンで聴いて素晴らしい演奏の数々にオーっと思いながらも、やはり流れが自分的には......(佳作揃いの前作『Prayer』が曲順的にも非の打ち所なかっただけに余計そう感じたのかも)。なので本来の発売日である本日、曲順を独断で多少入れ替えて仕事しながら聴いてみると......印象激変、自分的に凄くすんなりシックリ気持ちよく聴けるアルバムへ☆

01. REMINISCING 02.(03)木洩れ陽 03.(10)鏡の中の二人
04. What Do You Think 05.(06)美しいつながり 06.(11)CAT WALK
07.(12)夜の蝉 08.(05)Love Junky 09.(07)You can go your own way
10.(08.)PANSY 11.(02.)もっと 12.(09)Falling in Love

角松さんには申し訳ないなと思いつつ^^;当面この曲順で聴き込んじゃおうと思う次第。そういえば初代ヴォーカリストBobby KimballのTOTO復帰作になった『MINDFIELDS』('99)も先行発売された日本盤より、ワールドツアー経て数ヶ月後にリリースされた海外盤の曲順の方が心地よい流れだったんで、iTunesで曲順変えて聴いてるっけ♪ さっきNACK5ゲスト出演してた角松さん本人が「テーマを決めずに作ったアルバム」って言ってたし、今回は曲順変更して聴いてもきっと許してくれるデショウ。それにしてもMDやiTunesの登場で制作現場/リスナー共にいろいろ曲順試せるようになったけど、ホント深いし流れで印象変わると思う。

久々参加の本田雅人氏によるサックスsoloやフルート(!)が聴けたり、森さんによるホーンアレンジが聴けたり、今剛大先生と梶原さんのギターバトルがあったり、若手実力派ドラマー玉田豊夢君の疾走感溢れるプレイ+今剛大先生のペダルスティールをフィーチャーしてティンパン/はっぴぃえんど系の匂いがするナンバー?!披露してたり、音楽的な魅力は相変わらず山盛り(ただ秋からのツアーに不参加な盟友・友成さんの出番がアルバムでもほとんどないのはちょっと寂しいけど一流鍵盤奏者3名揃い踏みは確かに難しいし仕方ないか......現時点で未発表の東京公演では友成さんや本田さん+ブラス隊の合流に激しく期待しよ)。ちょっと懐かしいテイスト(インスト作2枚目『Legacy of You』や夏企画盤『Summer 4 Rhythm』に通じる雰囲気)も含んだ新作、早速近日快晴日にカーステでも試さねば☆

#アルバム3曲目に収録されているナンバー「木洩れ陽」はCDからiTunesにリッピングする際、なぜか勝手に「木漏れ陽」と間違った漢字で入力されてしまうので修正必要。“漏”ではなく“洩”が正解♪

先週3/13(金)角松ラジオ日本出演時の熱弁ポッドキャスト☆はコチラでGet可能



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2008.06.12

本日三回忌:遺された素晴らしき記録と記憶。

昨2008年夏にリリースされた角松敏生DVD8枚組BOX-SET『TOSHIKI KADOMATSU The Traces of 1998〜2006』の中でも、2001年夏の角松20th Anniv.Live DVDの中でも、本田雅人さん(sax)のライヴDVD『Masato Honda LIVE ! Assemble A Crew』('04)の中でも、ベースを本当に活き活きと弾いている青木智仁さんの姿を今もなお見る事ができる......それゆえに、三回忌を迎えても未だに信じられないというか、どこかのツアー先から突然戻ってくるような気がして。帰宅後に青木さんのソロ作を聴き返していたら、久々にNOBU CAINE時代の作品や、彼が石川正春さん(ds)との強力リズム隊でサポートしていたDIMENSION初期の六本木ピットイン収録ライヴアルバム『SIXTH DIMENSION "LIVE"』('96)を引っ張りだしたくなった。青木さんのプレイは歌モノのバックでもインストナンバーでも常に曲に対して最適な音とフレーズに満ちていて、何よりも音楽的に優れているから伝わるんだと改めて思う。


それにしても、いろんな映像がアップされてるなぁ>YouTube。権利関係ヤバヤバでしょう^^;

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2008.05.27

好曲[arrange]☆「Ramp In」角松敏生 strings arranged by 大谷和夫

角松作品には、メロディもアレンジも非常に美しいバラードナンバーが多いと言わているし、実際自分もそう思う。そして、いくつかの名バラードには素晴らしいストリングスアレンジが施されている。作詞・作曲・アレンジ・プロデュースを自らこなす角松ながら、弦楽器の編曲は信頼できる人に任せていて、活動凍結間近〜解凍・活動再開〜現在においては小林信吾氏が手掛けている。しかし、凍結前の活動中期作品において、我々はブックレットに掲載された“Strings arranged by 大谷和夫/Kazuo Ohtani”の文字を常に目にしていたような......あまりに当たり前のタッグと受け止めていたせいか、解凍後の活動でも大谷氏が多少は関与しているものと思っていたほどだ(実際はすべて信吾さん編曲だった)。具体的には『T's BALLAD』('85)〜インストアルバム第2弾『LEGACY OF YOU』('90)までだったようだ(驚......それ以前は佐藤準さんか)。バラード作品に限らず、『TOUCH AND GO』('86)の冒頭、「Overture」から続く「Take Off Melody」や前掲『LEGACY OF YOU』ラストのCMタイアップ曲「Parasail (at Ramada Beach)」のようなアップテンポの打込みナンバーにも、青く澄んだ空をイメージさせるような広がりある旋律をフィットさせてしまうセンス。中期?角松サウンドには欠かせないブレーンの一人だったに違いない。

そんな大谷氏が元SHOGUNのキーボーディストであり「アンパンマンのマーチ」や西城秀樹「Young Man (Y.M.C.A.)」杏里「Cat's Eye」のアレンジャーだと知ったのは......不覚にも5/26報じられた訃報記事でのことだった(今にして思えば、角松とは杏里の作品を接点に知り合ったのだろうか)。これだけ幅広いジャンルの作品に携わりながら、いずれも多くの人に愛されるよう仕上げてしまう手腕を持ったミュージシャンだっただけに、61歳での他界というのは、業界的に大きな損失だと思う。“空”“空港”をテーマにした作品の多い角松には、あの美しきストリングスアレンジが実によくマッチしていた。おそらく2人のタッグで一番印象的なのは、やはり日航機墜落事故の犠牲者に捧げて作られた『T's BALLAD』収録の「Ramp In」オルジナル・テイク。歌・演奏・吉田美奈子さんのコーラスとともに、大谷氏の編曲によるストリングスの詳細なフレーズまで容易に思い出す事のできるこのナンバーを聴き返しながら、静かにご冥福をお祈りしたい。合掌。

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2008.03.05

好曲[guitar/keyboards]☆「恋の落とし穴」 角松敏生 feat. 今剛 & 森俊之

ライヴ鑑賞が数少ない娯楽の1つである自分は基本的に「1ツアー1公演主義」で、何度も同内容のモノを観に行くことは滅多にない(基本的には角松敏生氏がいつも言っている「1人でも多くの人に観てもらいたい」という想いに賛同して、チケット競争激しい場合には自分は1回観れれば十分と考えるので。一期一会に想い入れ一層深まるし)。ところが、2006年7月に発表した角松デビュー25周年記念オリジナル・アルバム『Prayer』('06)とそこに参加した国内最高峰ミュージシャンを従えた全国ツアー<TDK Presents TOSHIKI KADOMATSU Performance 2006“Player's Prayer”>および現在終盤に差し掛かっている<TDK Presents TOSHIKI KADOMATSU Performance 2007〜2008 “Player's Prayer”RETURNS>については都合4回(!)足を運ぶことになり、正直自分でも驚いている。とりもなおさず、その第一義的要因は現代において奇跡とも思える一流揃いの素晴らしき生演奏、中でも音楽に目覚めた時分から憧れてやまない永遠のギターヒーロー今剛大先生のプレイを味わえる贅沢極まりない至福の瞬間を求めての衝動に他ならない。ファンクラブには入っていないので優先予約等の恩恵を受けないため、最初は一般発売でチケット購入できた'06年11月の横浜公演@神奈川県民ホールのみにとどまると思っていたし、その夜は充分満足して帰路に就いた記憶がある。ところが、その暮れの東京公演3DAYS@中野サンプラザに前述の最新作『Prayer』収録曲の半数でドラムを叩いたスティーヴ・ガッド氏が加わると知り、心中穏やかでなくなる。当初東京公演はファンクラブ応募のみで完売と思われ、諦めるしかないと思っていた矢先、(東京公演およびツアーの)最終日12月16日公演の当日券発売を目にし、気がついたときには中野へ向かっていた。この自分でも驚くべき行動力のお陰で後悔せずに済んだのは、先日DVD/Blue-Rayで発売されたこの日のライヴ収録映像作品『TOSHIKI KADOMATSU Performance 2006 “Player’s Prayer” SPECIAL 2006.12.16 NAKANO SUNPLAZA』('08)を観れば明白。来日後のリハ+初日/2日目を経て完全にフィットしたガッド&江口さんのツイン・ドラムとツイン・パーカッションによるグルーヴ感は歌モノの域を超えたクオリティに達していたのだから。あの一流のミュージシャン達が、まるで高校時代に初めてバンドを組んだときのように楽しそうにお互い顔を見合わせながら演奏していた音が聴けた喜びをいま映像で再確認できるのは、いち音楽ファンとしてもう「幸せ」としか言いようがない☆ 音楽ってイイな。

年が明けて2007年、角松はこの“モノよりヒトにお金をかけた”と自負するに値するツアーを“RETURNS”として続行を決意するも、個々が人気ミュージシャン/プロデューサー揃いゆえ全員揃うのはほとんど奇跡という状態@@ そこで氏は、揃うメンバー(楽器)構成によって異なるセットメニューを再構築しながらの全国公演を展開。鍵盤トリオ(+Gt.)だったり、鍵盤+Gt.や鍵盤+B.の小編成だったり、ドラムレスだったり......でも、これを行なえるだけの個々のクオリティの高さがこのツアーに新しい魅力を加え、異なる楽器編成で奏でられる楽曲には新たな発見と感動がもたらされた。おそらく、苦労した角松自身が大きな収穫を得たのではないだろうか。そんな“RETURNS”ツアーが2007年暮れに東京・中野サンプラザへ1年振りに戻ってきたので、その熟成ぶりを堪能したくて、三たび足を運んでみた。ガッドを除くフルメンバーが揃ったその東京2日目は、なるほど曲中の演奏でも各自のインタープレイが増すなど、間違いなく熟成進んだ印象で高品質な音楽をじっくり味わえたものの、一方で安心しきってゆったり観ちゃったというカンジも。ほぼ同じセットリストでツアー3回目の観覧というのは、そんな予定調和を優雅に堪能するのが基本?(あまりに完璧過ぎて......嗚呼、なんと贅沢な悩み!^^;) そんな中、身を乗りだしてグイグイ引き込まれてしまったのが中盤のセクション。「全国を回ってきた様々な派生形態(!)の素晴らしさをゼヒ」と披露された楽曲達はフルメンバーでの演奏にはない選曲&アレンジばかりで、初めてそのメンバー/楽器編成での演奏を耳にするという刺激と発見に満ちていたためだ。さすが、名プロデューサー角松敏生☆☆☆というカンジで、実に見事な仕掛け。まんまと術中にハマり?「派生形態でのライヴを観ておけばヨカッタ@@」と深く後悔していたら......年が明けて'08年3月頭の横浜公演@横浜BLITZのe+プレオーダー案内が飛び込んで来たため、すかさず反応してしまった次第♪ 幸運にも、自身4度目(!)の本ツアー観覧が決まった瞬間だった。

A3sb_080302j長過ぎる前置きを経て?!足を運んだ先日3月2日(日)の横浜BLITZ公演は2日目にあたり、前日はなんとリハなしで臨んだとのこと。それでも無事に乗り切ってしまうほどの強者が揃ったこのセッションは通称“T's Gang”と呼ばれていた形態で、この日が見納め。「打ち上げで一番目立っていた人達」を集めたという顔ぶれは、江口信夫(Ds)・松原秀樹(B)・今剛(Gt)・森俊之(Kb)・チアキ(Cho)・凡子(Cho)という、文句ナシの布陣。そしてこの日の自分の観覧テーマ&ターゲットはズバリ「解き放たれた今剛&森俊之」! ゴージャス極まりない『Prayer』ツアーはツイン・パーカッション(ガッド参加時にはツイン・ドラムも!)の最強リズム隊と共に、小林信吾(Kb)・友成好宏(Kb)・森俊之(Kb)という凄腕キーボーディスト3名の同時共演が看板(もちろん今剛大先生のギターは別格として☆)。ただ、和音楽器が増える程、あらゆる局面でコードのトップノートを揃えたり、音やリズムのシンコペーションがぶつからないよーな気遣いが求められるのも事実。超一流の皆さんゆえ、それでも充分完璧で自由なプレイをなさっているとはいえ、よりフリーなスペースを与えられれば、間違いなくさらなる引出しが開かれると期待したくなる。そこでこのT's Gang横浜公演なのである。キーボードは角松公演で長らく常連だった友成・小林両名ではなく、スガシカオetc.のプロデュースで今どきのシーンを活性化させている森俊之氏のみとなり、彼のハモンド・オルガンやエレピが縦横無尽に活躍する絶好のチャンス。そして、鍵盤が1名になったことで、これまた広大なスペースを与えられる今剛大先生に暴れて頂く申し分ない環境。本ツアー4回目の観覧にして、いまだこんなにワクワクしつつ開演を待てる自分はホントに幸せモノである。果たして、18時を少々回ったところから披露されたのは......期待に違わぬ興奮と感動山盛りの濃縮3時間コース☆ 記憶を辿りながらセットリストを:

01. UGAM (SE)
02. Movin'
03. You Made It
→ いつものオープニング01からなだれ込んだ02。森さんがシンセベースに専念するAメロやGt.ソロ部分は、余裕の生まれた音の空間でやはり今さんがいつもより自由に弾いている印象♪ バッキングはよりフィーリング重視で、ギターソロもいつも以上にアグレッヴなフレージングという感じで、コード楽器不在ながら音の厚みが足りないとは微塵も感じさせず(おぉ〜)いきなり釘付け。余韻醒めやらぬまま03へ。Steely Dan的エッセンス満載のこの曲では、やはり森さんの指先がピアノの上を心地好さそうに泳ぐ。軽やかで洒落たタッチ、実にお見事。そしてこの曲をライヴで一層艶やかにしているのはそれぞれ「ラウンジ千秋」「スナックなみこ」のママと紹介された“沖婦連”ことチアキ&凡子の沖縄出身女性コーラス陣。Album versionよりも格段にゴージャスかつエモーショナルなコーラスパートはライヴ序盤を華やかに演出する重要な存在。管楽器のパートをいつもなら巨匠鍵盤陣が難なく再現しているんだけど、この日はスパっとカット。それでも物足りなさを一向に感じさせないのは、このコーラス隊の存在感と、各自4リズム仕様にサラリとアジャストしてしまう強力演奏陣のプレイのお陰。角松言うところの「ヒトにお金かけてます」に心から感謝。こういうものを享受できるからこそ観に行きたくなるんだな、音楽ファンたるもの☆

04. アイシテル
05. Still Know nothing at all
06. 時計
→『Prayer』収録曲でも味わい深いスローナンバーを04〜05と続けて演奏。04での角松自身のガットギターSoloが結構好きだったりする。ご本人が実に気持ち良さそうで♪ そして05。6/8拍子楽曲フェチの自分がアルバムの中でも超お気に入りのこの曲では、森さんのハモンドが映える。彼の繊細かつ“熱い”演奏が曲をただのバラードで終わらせないってカンジ。感動モノである。加えて今さんのチョーキングの艶っぽいこと。考えてみたら自分が好きになるギタリストって、必ずバッキングとチョーキングが超素晴らしい方ばっか(ブッチャーさんもまさに......涙)。そして続いたのが06。活動凍結を解いたアルバムに収録されていたのだから、実に10年前のナンバーとなってしまったこの曲、『TIME TUNNEL』('99)オリジナルテイクのリズム隊は沼澤尚(Ds)&中村キタロー(B)のアガルタ・コンビ(ちなみにPercで既に大儀観元さんが参加していた! Saxはまだ春名正治さんの頃......)。もっともその後のツアーでは江口さん&故・青木智仁さん(B)コンビだったので(故・ブッチャー浅野さんがGtで...)江口さんにとっては懐かしい想いがあるかもしれないけど、今さん・森さん・松原さんと沖婦連と共にこの曲が奏でられているのは、聴く側にとっては非常に新鮮な印象。

07. 海 (2007 PP presents version)
→活動凍結前の傑作『ALL IS VANITY』('91)の3曲目にあたるこの曲は、昨'07年夏のT's Gang東京公演etc.この派生形態ではずっと取り上げられていたナンバーだと知っていたものの、それは従来のテイクをなぞったモノだったらしい。角松が今回のツアーメンバーに楽曲プロデュースを頼んで昨年暮れに発表したリメイク集『Players Presents TOSHIKI KADOMATSU Ballad Collection』('07)の中で森さんの手により新たなテイクが世に送りだされた後ということが幸いし(!)ここ横浜BLITZでは、そのNew Versionで披露☆ やや軽やかになったリズムに乗せて、今さんと森さんが展開するソロの気持ちよさったらもう......曲の良さも再確認しつつ、近頃のお気に入りのナンバー。

08. We're Together
→「記録するに値するもの」という角松のコンセプトに賛同してツアーのスポンサーを申し出てくれたTDKのDVD/Blue-Rayメディア宣伝PV用に彼が'07年唯一書き下ろしたという『Players Presents TOSHIKI KADOMATSU Ballad Collection』('07)収録の新曲では、ついに今さんの十八番であるペダルスティール生演奏シーンをこの目で観ることが出来、いたく感激! 親がカントリー系アーティストも聴いていたせいか幼少時からこの音色には自分も馴染んでいたし、EaglesやThe Doobie Brothersの一部楽曲にも必要不可欠なこの楽器。はっぴぃえんどetc.70年代初頭の日本語ロックに傾倒していた角松もこの音・フレーズを活かそうと思って書いたとMCで。この音とその演奏風景に出逢うチャンスは現代においてなかなかないし。ちなみにイントロ〜1番Aメロまでは今さんの12弦アコギPLAYも聴けてオイシ過ぎ♪

09. Smile (duet with Chiaki)
→何度聴いても爽快なこの曲こそが『Prayer』の中核であり、それを成立させているのが、たとえようのないほど透明感が際立つチアキ(from しゃかり)嬢の歌声。心洗われるとはこのことか。それを十二分に引き出している角松メロディも美しいし、ライヴでは終盤そこに絡む凡子嬢のコーラスの存在感も光る。「WAになっておどろう」と共に、幅広い世代に長く聴き続けてほしいと思う曲。Single versionのイントロから始まるライヴの場合、ストリングスに代わってオルガンで奏でる森さんのフレーズがなんだか神々しい印象で好きなんだけど、この日は当然ピアノ主体。となればあのストリングスのフレーズは?.......なんと今さんのボリューム奏法によるギターで再現☆ これはこのT's Gang仕様のみの貴重なスペシャルアレンジということになる。歌が始まるところの「ジャラ〜ン♪」とコード鳴らす場面といい、CDのトロンボーンソロに代わるギターソロといい、今さんのギタープレイにより新しい魅力満載の「Smile」ライヴ仕様なのであった。圧巻。

10. If You...
→思えば学生時代、軽音楽部の友人からこの曲の入ったアルバム『AFTER 5 CLASH』('84)のカセットを貰ったところから、一層KADOMATSUサウンドとそれを支えるミュージシャン達にのめり込んでいったワケで、自分の中では初期角松ナンバーで外せない1曲。それを......このセッションでは軽めのグルーヴにリ・アレンジして21世紀の今に復活させている。これもT's Gangという演奏形態観に来た理由のひとつ♪

11. Dreamin' Walkin'
12. Beams
13. My Sugar
14. Mannequin
15. 恋の落とし穴
16. Startin'
→ここから怒濤のノンストップTIME。10に続いて披露された11は実に20年以上前のナンバー@@ 『ON THE CITY SHORE』('86)という自身の造語タイトルに苦笑いしながら角松がエピソードを披露。自身初の全面プロデュース作となった本作で「今さんにゼヒ」とギターSoloを依頼したのがこの曲だったとか!(帰宅してクレジットを見ながら聴けば......ねちっこいチョーキングと音色がまさに'80年代の今剛サウンド。すっかり忘れてた^^;) 今さん参加のツアーでこの曲をわざわざ取り上げていたのは、そんな理由だったのか〜☆ ちなみに昨年暮れの東京公演中盤、T's Gangとしてこの曲を演奏してくれたのが、横浜BLITZ遠征の決め手だった。エピソードを知った上で聴く今宵の今さんのギターソロは痛快極まりなかった。森さんの8分で刻むピアノも実に小気味良くて「コンテンポラリー♪」ってカンジ。続く12は本人が“自虐的パロディ”と言いながらも緻密に練り上げた80年代サウンド再構築盤『Summer 4 Rhythm』('03)冒頭のあの曲。アルバムタイトル通り、沼澤/青木(故人)/浅野(故人)/小林の凄腕4名とツアーを回って演奏した映像を昨夏のDVD-BOXで再確認して泣けたけど、今宵はメンバー総入れ替えとなる江口/松原/今/森の4リズムで再現。角松のカッティングと今さんの単音ミュートによる絶妙のギターアンサンブル、天国の浅野さんもきっと楽しく聴いてくれたハズ。13はオリジナル・アルバム初の2枚組となった『Fankacoustics』('04)Solid Side収録で、近頃は冒頭や曲間に角松/チアキ/凡子の3人で披露するダイエット・エクササイズ“カドマツ・ブート・キャンプ”なるネタが定番に(笑)。こーゆー激しいナンバーになると、森さんのハモンド・オルガンが俄然冴え渡るから楽しい。そしてこの曲は、松原さんのベースが作り出すグルーヴがヤバいぐらいカッコいい。間違いなくあのベースラインが牽引してる。14〜15は本ツアーの中核『Prayer』に戻って最高潮に。14は何と言っても終盤の今さんvs森さんによるソロ応酬。沖婦連の情熱的なコーラスをバックに延々展開されて当然場内のボルテージも上がる一方。そして、フルスペック仕様ではライヴ冒頭「Movin'」に続いて3曲目に演奏されていた15が満を持してココで☆ この曲は個人的にアルバムの中でもタイトル曲と並んで好きなナンバーTOP3に入る。コード進行やリズムに間違いなくLarsen-Feiten Bandのテイストを織り込んであるサンバテイストのこの曲で森さんはまさにニール・ラーセンを思わせる華麗でファンキーなオルガンプレイを披露し、今さんはバジー・フェイトンよろしく転調だらけのコード進行の中を縦横無尽に泳ぐようなメロディアスなギターソロと切れ味抜群のカッティングを聴かせてくれるからだ。そしてこの日の2人は、江口/松原の強力リズム隊によるラテンROCKグルーヴに支えられてアルバムの5割増し☆を軽く超えてる!と思うほどの熱い演奏を。コレいいワ、やっぱり。ライヴ序盤で演るより、このように終盤で登場した方が個人的にはシックリきた(拍手)。本編最後はシングルのみでリリースされている15。カップリングの「月のように星のように」がフルスペック仕様のライヴ時のアンコールに演奏されているほど近年の角松ナンバーで重要度を増しているけど、シャッフル系のコチラもライヴで映えるなぁと再認識。さすがはTOP10入りシングル♪ 全編に渡り今さんのギター大フィーチャーのうちにひとまず終了。2階席から絶妙な角度&距離感でじっくり味わえた本編を振り返りながらアンコールを待つ。

16. Gratitude
17. Take You To The Sky High
18. Prayer
→アンコール<1>の初っぱなは“感謝”の意味を込めてとの事で前述の企画盤「Summer 4 Rhythm」のラストに収録されていた16。ここで再び今さんがペダルスティールを披露。なるほど、この曲にもバッチリ合う。メンバーの特性などを考えた選曲からは、角松のプロデューサーとしてのこだわりが伝わってくる。お見事。久々聴いたせいか、改めてイイ曲だなぁと実感。すると、その余韻に浸るなかで定番17のイントロが! パーカッション陣不在のT's Gang仕様では、中間のPercソロ部分は江口さんのドラムソロに♪ 小編成になった分、曲ごとのGrooveを生みだすために江口さんのドラムが占める部分は本BLITZ公演全編に渡って非常に大きかった......にもかかわらず、場内は最初から最後まで感動の嵐でヒートアップしっぱなし。サスガ、ベテランの味〜☆ ちなみに入場後に飛行機折るの忘れてたので、後ろの人が飛ばしたものを拾って2機投げただけ^^; 恒例行事を終え盛り上がる場内を“パルマ”と呼ばれる手拍子で先導しながらアルバムタイトル曲18へ。角松始めメンバー数名が3つ打ちのシンプルなパターンによるパルマを自然に促す中、森さんはウラ打ち中心のパルマを先導! トーゼン自分は昨年末の中野公演同様、このウラ打ちパルマの快感に酔いしれながら最後まで歌と演奏を堪能(斜め後方の方もウラ打ちで参戦されてたので共同戦線が一層心地好かった♪)。ちなみにサビでみんなが手をかざすあの習慣だけは、どうも苦手。それに、あの部分だけパルマや手拍子が途切れてしまって、かえって曲の盛り上がりを失いかねないと思うわけで.......個人的にネ。とはいえ、非常にイイ雰囲気のままアンコール<1>終了。勿論、客席は手拍子鳴り止まず。

#そういえばMCで「初めて地上波TVで“ピンで”30分番組に取り上げてもらうことになりました!」と紹介していた通り、来る3月9日(日)22:54〜23:24 テレビ東京(TX)系列6局ネット『みゅーじん -音遊人-』に遂に角松敏生登場☆ なんでも、高い音楽性を追求するあまり現在の彼が抱える苦悩と挑戦、みたいな苦労人的作りになっているんだとか^^; しっかり視聴+録画しなくてはネ(BSジャパンでは翌週の水曜24:00〜24:30再放送かな?)。

19. 黙想 (duet with Chiaki)
→本ツアーではこれが基本的に締めの1曲になっている。通常であれば、アルバム同様に小林さんのピアノ1本をバックに角松&チアキ嬢が歌い上げるんだけど、このT's Gangでピアノを弾くのはモチロン森さん! 基本線は同じだけど、随所で微妙に異なる音使いとアクセントを聴くのが楽しい。そして、間奏のピアノソロは後半ややジャジー展開されたり若干リズム解釈で遊んだり、森さんテイストが存分に発揮されてトクした気分。いつもとはひと味違った“締め”に軽く鳥肌☆ 生演奏ならではの醍醐味であって、シーケンサーによる打込みやカラオケ使ったライヴじゃ絶対できない芸当。「ヒトにお金をかけた」LIVEはこんなにも楽しく深いのである。そんな感慨に浸りながらアンコール<2>も終了。アナウンス嬢も「本日の公演はすべて終了致しました」と繰り返し伝える中、足早に家路に就く......人は実は少数派。会場スタッフの「速やかにお帰り下さい」という案内にやや申し訳ない気分を抱きながらも、大多数の観客が熱い想いと盛大な拍手でアンコールを熱望し続ける。すると長いインターバルにあきらめも漂い始める中、会場スタッフの動きがせわしなくなり、遂に......ステージ照明が明るくなる!

20. さよならなんて絶対言わない
→「すべて終了致しました」のアナウンスが終わったらホントに終了なんだと言いながら、歌詞ファイルが最終ページまで終わってしまっている様子を見せつつ笑う角松。スタッフに指示をして別な歌詞ファイルを取り寄せ、ギター片手に「もう2月終わっちゃったけど......」と独りで歌いだしたのは凍結前最後のアルバム『あるがままに』('92)のオープニングナンバー20。ブラス+打込み+BAND演奏がないと成立しない曲のように思い込んでただけに......弾語りversionは意外なほどカッコよかった♪ 本当にもっと聴きたいという想いに応えてくれた、本当のアンコール。予定調和ではない、これこそ本来あるべき姿だよネ。出てきてくれた本人には勿論、それを許可してくれたスタッフの皆様に感謝。横浜BLITZのスタッフさんには至極迷惑な観客達だったかもしれないけど@@そこは素晴らしい音楽を披露してくれると信じて集った者達の熱意に免じてお許し頂きたく(土下座orz)。また、それに真摯に応えてくれた“音楽とオーディエンスを大切にするアーティスト=角松敏生”を決して責めないで頂きたく☆ なお、このあと場内にはアナウンス嬢による「“今度こそ本当に”すべて終了致しました」とのアナウンスが流れて、残っていた観客から拍手喝采&爆笑が♪

人数が減ってもロスになるどころか異なる聴かせ方で魅了する「引き算の美学」こそ、この日の公演に求めた悦楽であり、それは想像を遥かに上回るものだった。期待通り解き放たれた今さん&森さんの熱演に、そしてそれを支えた江口さん&松原さんの円熟リズム隊と華やかな沖縄コーラス隊に、そしてモチロンこの素晴らしきミュージシャンを集めて一流のエンタテインメントを披露し続けてくれた角松に対して、本当に心から感謝したい。想像を超える辛さを乗り越えた彼にとって、こうして良質の音楽を紹介・発信し続けることこそが、そして我々にとってはそれを大切に愛し、聴き続けることこそが、大好きだった青木さん&浅野さんへの正しい供養に他ならないと改めて感じた夜だった。ツアーの最後に本当に良いステージを観る事ができ、音楽ファンとして最高の気分。東京への帰路は勿論、車内でガッド参加の名演DVDを流しながら余韻タップリにナイト・クルージング☆

#今回は森さん大車輪のライヴだったし、『Summer 4 Rhythm』ツアーでは信吾さんが八面六臂の活躍だったから......全編友成さん尽くしのライヴもぜひ観たい(聴きたい)。たとえば今回のツアーで披露された派生形態の中なら、“T&T”と命名された角松・友成デュオ(+梶原さん or 山内さん)か、もしくは“T's Land”と称された山内さん/友成さん/大儀見さん/梶原さんによるカルテット。いずれも昨年末の中野で1曲ずつは披露してもらったんだけど......ぜひ東京でもフルサイズでご披露頂きたく(小さめの小屋で1ヵ月ロングラン公演とか?!^^;)。そういえば友成さんのピアノ1本で歌い上げた「WHAT IS WOMAN」......マジ泣けた。

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2008.02.19

好曲[sax]☆「さよならなんて絶対言わない」 角松敏生 feat. 本田雅人

春・夏・秋・冬、季節を問わず何度も訪れている南伊豆・奥石廊崎。ところが、よくよく考えてみると2月に行ったのは初めてだったかもしれない。切り立った地形には年末よりも一段と冷たい風が吹き、思わず身が引き締まったものの^^;それと引き換えに冬の澄んだ空気がもたらす素晴らしい眺望が視界いっぱいに広がる様は実に爽快かつ壮観である。思い出したのは、角松敏生音楽活動一時凍結前の最後のオリジナル・フル・アルバム『あるがままに』('92)で冒頭を飾っていたナンバー「さよならなんて絶対言わない」の最初の2行。2月の海は冷たくも美しいという秀逸な表現に、改めて大きく頷いてしまう。好きだな、冬の海。まだ久保幹一郎氏がマニピュレーション担当だった頃の打込みによるベーシックトラックに故・青木智仁氏のスラップBassが絶妙なアクセントを加え、さらに間奏/エンディングで本田雅人氏が奏でる伸びやかなサックスsoloがこの曲の生命線を司る。やや深めのリヴァーヴがかかったハイトーンが、まさに2月の海や空のごとく音の空間を自由に突き抜けていく。このアルバム制作当時の角松の心境を考えれば、勿論爽快なイメージだけではかたずけられないファクターがいろいろあったにせよ(この曲に限らず全編にどこか緊張感漂わせたアルバム『あるがままに』は非常に良い楽曲ばかりで個人的に今でも大好きな作品。平間至氏の写真をフィーチャーしたCDブックレットも音の世界と密接にリンクしているし)“2月の海”というキーワードに非常にマッチした楽曲だと思う。そういえば2001年8月・お台場での20周年記念Liveや、台風に見舞われて中止余儀なくされたその幻の初日を“リベンジ”した2003年11月の20th Anniversary "Revenge"ライヴ(昨2007年夏に発売された8枚組DVD-BOXで遂にめでたく御披露目。青木&浅野両氏の在りし日の名演満載につき必見☆)で披露された約1時間にも及ぶ(!)凍結前スペシャルメドレーの最後を飾っていたのが、まさにこの「さよならなんか絶対言わない」。昨年暮れより愛車になったアウディA3スポーツバックにはHDDナビが標準搭載なうえiPod使用可能にしたため、単に音楽を聴くだけならFM放送かiPod nanoを選択し、車内にCDは持ち込まなくなった(現時点まででHDDに読み込んだCDは甥っ子乗車時用のNHK『おかあさんといっしょ』関連のみ^^; 姪っ子幼少時から重宝しまくりの、名コンビ=あきひろおにいさん&りょうこおねえさんによる名曲揃いな1枚だ!)。その一方で......DVDをBGMに運転できることに気づき(遅い!)ライヴ系DVDばかり常に数枚持ち込むようになり、前述の角松ライヴを収めたDVD達は近頃お気に入りのドライヴミュージック用ソフトだったりする(ちなみに元来ナビ不要論者のため依然としてナビ機能は未使用^^;)。今週水曜日(明日!)にようやくリリースされるTOSHIKI KADOMATSU Performance 2006 “Player’s Prayer” SPECIAL 2006.12.16 NAKANO SUNPLAZAは、今後しばらく運転時のお供として車内常駐必至♪ 幸運にも自分が足を運んだこの日のステージは、ご存知スティーヴ・ガッドがお飾りゲストなどではなく、レコーディング時のオリジナルドラマーとして、またそれ以外のナンバーも含めて、角松のステージ全般を江口信夫氏とともにBANDの一員として叩いた貴重にして最高のライヴだっただけに、角松ファンのみならず洋楽系リスナーのガッドFreakや、自分のような今剛大先生オタク、森俊之fanまで全音楽ファン必携・必見の極上生演奏DVDリリースとなる。ちなみに東芝白旗濃厚で勢いづくBlue-Rayでも同時リリースされるから☆画質・音質を考えたらそのうちそっちも買い増す可能性大(てゆーか、レコーダー購入が先だってば@@)。ただ当面はカーステで聴けるDVDで全く問題ナシ♪ 角松音楽活動解凍後の現時点での到達点は、間違いなくここにある。


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2007.12.31

好曲[arrange]☆「New Year's Eve」角松敏生 produced by 梶原順

A3sb_071231lプレイも人柄も本当に最高だった日本屈指のギタリスト:浅野“Butcher”祥之さんが天国へと旅立った2007年。大晦日の今宵は、盟友・角松&梶原順さんの2人が(沖縄最強コーラス陣:千秋嬢&凡子嬢のサポートを受けつつ)浅野さんの弾くパートを想定しながらリメイクしたかのようなアコースティック・アレンジの「New Year's Eve」('07 from album『Players Presents TOSHIKI KADOMATSU Ballad Collection』)を聴いて年を越そうと思う。残念なことに、3人がギターを弾きながら披露してくれる機会はもう...ない。合掌。


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